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teena RED book Girls' Band Edition

Mary's Blood

運命のメンバーと出会い、好きなことをやるために
くじけずに頑張りましょう!

バンドや楽器を始めるきっかけは?
EYE:バンドを始めたのは、中学の時に兄と一緒にL'Arc〜en〜Cielさんのライブを観に行ったのがきっかけですね。ステージの演出も凝ってるし、音響も良くてすごく感動して、“私もあんな風にみんなを感動させる立場になりたい”って思ったんです。やはり、ソロ・ボーカルよりもバンドの一体感が伝わってきたので、バンドを組みたいと思って、そこからコピー・バンドを組んだり、ESPミュージカルアカデミーに入って歌を習って、本格的にオリジナルのバンド探し始めて、今に至ります。
ESPミュージカルアカデミーに入ろうと思ったきっかけは?
EYE:他にもいろいろ専門学校や音大も見に行ったんですけど、 ESPミュージカルアカデミーの自由な感じが良くて(笑)。自分の好きなことを好きなように、自分の思っている通りに表現するためには、ここの空気が一番いいと思って入りました。2年間の学校生活は楽しかったですね、先生たちもフレンドリーというか、壁がない感じがあるので相談もしやすかったし、やりたいことをバカにされることも絶対ないし、その辺は特化してるかなと思いますね。
RIO:私は地元が東北の方なんですけど、周りにバンドやってる人もいなかったし、特に誰に憧れてもなかったんです。リサイクル・ショップにあったベースがギターよりもカッコよく見えたから、単純にベースやりたいなと思いました。バンドはお兄ちゃんの影響でもともと好きだったので、観る立場よりも、やっぱやる立場がよかったので始めて、今そのまま大人になった感じです(笑)。
SAKI:私は、小さい時からピアノやトランペットを親の影響でなんとなく習っていて、大きなきっかけになったのは、聖飢魔IIさんのライブをNHKでやってて、それを観てエレキ・ギターを弾きたいなと思ったことですね。それまでクラッシック・ギターをやってたんですけど、エレキ・ギターに替えて自分でもオリジナルをやってみたいなと思って。で、声をかけてもらったオリジナル・バンドに入りました。
MARI:私も子供の頃からピアノをやってたり、チームで鼓笛隊だったり、アンサンブルしたりするのが好きではあったんですけど、中学生の時にX JAPANさんのライブを初めて観て、YOSHIKIさんのツーバス・ドラムのファンになりました。8ビートもろくに叩けない頃からツーバス・ドラマーに憧れて音楽を始めたというのもあるんですけど、ライブを観に行くとものすごくパワーをもらえて、ライブから1〜2週間はテンションがそのままで、感動もそうだし、元気になれるというか、そういう存在に自分もなれたらいいなって思ったのがきっかけですね。
いつごろからプロを意識しましたか?
EYE:私は最初からですね。ESPミュージカルアカデミーに入る時には、“親にもう無駄な金は使わせない”みたいなところもあって、プロになるって覚悟を決めてから入ったので、最初から“これで飯食っていくぞ”というつもりでやってました。
RIO:私、根拠のない自信だけはあったので、楽器買った時からですけど、上京する時にはより一層強かったですね。
SAKI:オリジナルをやって人からお金をいただいてライブをやるという時には、もちろん仕事のつもりでやろうと思ってたので、プロになりたいっていうよりかは、最初からそういう意識でやってました。
MARI:私、楽器自体を始めたのが遅くて……20歳になってからなんですけど、今やらないと、たぶん一生やれないだろうと思って、美容師をしてたんですけど、ドラムをやるからには本気でプロを目指そうと思って始めました。
今までのバンド活動で、笑えるエピソードなど教えてください。
EYE:アメリカで迷子になった(笑) 。ホテルから空港に向かうまでの道のりで、車2台に分かれて空港まで行くのに、英語がわかるメンツと英語のわからない私とRIOちゃんに分かれちゃったから迷子になって、“助けてー”って、SAKIちゃんに電話しました(笑)。
MARI:スタッフなしでメンバー4人だけで行ったので、自分たちで何とかするしかないっていう(笑)。
SAKI:あれは焦ったけど、アメリカは相当楽しかった。バラードでもダイブしてる人とかいっぱいいて、“バラードなんだけど”とか思いながら(笑)。
MARI:自由な反応を見せる国だなって、日本と違う感じでしたね。
EYE:あとは、そのアメリカのライブの1週間前に風邪をひいて声が出なくなったんです。いろんな病院に行ってみたんですけど、結局、日本を発つ日まで声が出なくて、集合場所に行く頃にやっと少し声が出るようになったんです。ヒヤヒヤしたんですけど、ライブはアドレナリンが出たのか声が出てちゃんと歌えて、次の日になったら、スリムクラブの真栄田さんみたいなかすれ声になってました(全員爆笑)。
SAKI:最近は、DAIDA LAIDAさんとの対バンや、SHOW-YAさんの『NAONのYAON』にも出させていただいたり、大御所の先輩方と一緒にやらせていただく機会も多くなって嬉しいです。一緒に演奏させていただいたり、間近でライブやリハーサルとかも観られたりして、日々勉強だなって。
MARI:ついこの間も、DAIDA LAIDAさんとTHE SLUT BANKSさんと一緒だったんです。
SAKI:TUSKさんとか、“ZI:KILLの人だ!”って(笑)。
EYE:ただのファン(笑)。
悲しいエピソードがあれば教えてください。
MARI:インディーズの時からこのメンバーで数年間かかってここまで来たわけですけど、インディーズの頃はCD作るためにお金を貯めて……“レコーディング費用がいくらかかるんだろう”っていうところからだったんで、お金はなかったね。
EYE:なかったね、貧乏だったよね。
MARI:本当に、レコーディング代の支払いをだいぶ待ってもらって、やっと払ったりとか(笑) 。
EYE:借金バンドだよね(笑)。
MARI:ミニ・アルバムでも、1枚フルで録るとけっこうなレコーディング費用がかかるんですけど、質は落としたくないのでレコーディング・スタジオできちんとした形で録りましたし、ちゃんとプレスしたものを出したかったので、本当、お金の部分では苦労しましたね。
楽器を選ぶ上でのこだわりはありますか?
RIO:私、完全に見た目でしたね。初めて新品で買ったのがESPさんのEdwardsだったし。今はZEMAITISを使ってるんですけど、もともと電池が入ってるアクティブ・ベースが欲しかったので、Warwickとかがいいのかなぁって思ってたんですけど、ビビッと来たのがパッシブのZEMAITIS。“全然違うの買った”みたいな(笑)。楽器屋へ行くとビビッとくるものが必ずあるかなと思うんで、そういうフィーリングを一番重視してます。
SAKI:今、Killer Guitarsとエンドースしているんですけど、もともと使っていた同社のKiller Fascist GraveStoneは、高校生ぐらいに自分で買ったものだったんです。その頃、聖飢魔IIさんを知って、お茶の水で“ルーク篁V世フェア”をやってて、サイン入りだったんですよ。全部メイプルで、その当時は全然わからなかったんですけど、そこでいろいろ弾いていたら、硬いし、コピーとかするんだったら一番いいのかなって思って。“こういう感じの音がいいな”とかは、やっていかないとなかなかわからないと思うんで、最初は見た目ですね。この間もフロントのスピーカーを覆っているネット部分全部にイラストが書いてあるMarshallを買ったんですけど、それも完全に見た目です。音ももちろんそうですけど、見た目が良くないと愛着が涌かないかなって思って選んでます。
MARI:見た目もそうなんですけど、ドラマー的には、ヘヴィなサウンドの中でどれだけ音が抜けて、ペダルを早く踏めるかというところで、スネアとかも金属シェルのスネアのほうがハイが抜けるし、スティックも大きい音を出すために心棒の中身が金属のものを使ってみたり。そういうヘヴィなサウンドの中で目立つ音が出せるものを一番のポイントととして選んでますね。
プレイヤーとして一番尊敬している人や影響を受けた人は誰ですか?
RIO:私はいっぱいいて、言い出したらキリがないんですが、L'Arc〜en〜Cielのtetsuyaさん、黒夢の人時さん、凛として時雨の345さん、GLAYのJIROさんとか大好きです。
SAKI:一番最初に好きになったのは、クイーンのブライアン・メイですね。カッコいいなって思って。あとは聖飢魔IIのギタリストの3人がすごく好きですね。
MARI:私は、X JAPANのYOSHIKIさん、海外だとスレイヤーのデイブ・ロンバードですね。どちらの方も高速フレーズのパフォーマンスを含めて、カッコ良く正確に叩くっていうところが憧れです。
EYE:ボーカリストは、歌だけじゃなくて見た目とかパフォーマンスとかエンターテインメント性とかも大事で、グラフで表わすとすごく平均が高いのがhydeさんだと思っているので、hydeさんが目標なんですけど、歌も感情がこもっていたり、表現力とパワフルさを考えると、ヘイルストームのリジー・ヘイルさんとか、Superflyの越智(志帆)さんですね。
お薦めの練習方法とかあれば教えてください。
EYE:ウチは音がデカいんで(笑)、ボーカルは練習が入るたびに腹筋がつくみたいなところがあります。普通、リバーブとかかけたほうが気持ちよく歌えると思うんですけど、切った状態でイコライザーもいじらずやると、すごい顔が真っ赤になりますね。それで鍛えてます。
RIO:スタジオだったら鏡を見て、動いて弾くことを毎回意識してますね。
SAKI:ゆっくりとしたスピードで弾けてないと速く弾けないので、ゆっくり練習するのと、速弾きはどれだけ力を抜いて弾けるか……あとは、気合でしかないです(笑)。
EYE:けっこう体育会系だよね、ウチのバンド。
MARI:私は、デス・メタルが好きなので、人間業じゃないみたいなドラムのフレーズがいっぱい入ってるんでけど、そういうのを片っ端からコピーするとか。持久力勝負でもあるので……自分の中で“サーティワン”って呼んでる練習方法があるんですけど、3分やって1分休むというのをクリックを出して、どんどんテンポを上げていくのを30分くらいやります。速いフレーズがすごく好きなので、そのテンポにいかに追いついて持久力を付けるかみたいな、マラソンみたいな感じですかね。
ステージングで気をつけていることや、自分たちらしいステージングみたいな部分は?
EYE:私は、睨んだり、けっこう輩チックなところが私のキャラクターかなって。わざとやってるつもりはなかったんですけど、煽る時も必ず声を歪ませてるし、ひとり一人指さして煽ったりするところもちょっと男っぽいのかなって思っていて、実際そういうところが定着し始めたので、自分のキャラクターになるといいなと思って、堂々とやるように、心がけてやってます。
RIO:正面よりも斜め45度がよく見える角度みたいなので、そういうのを人一倍意識してます。“ベーシストっぽくないよね”ってよく言われるんですけど、ドンと構える感じじゃなくて、もうちょっとフランクなドシッとしてない感じは意識してるので、足を動かすようにしてます。人の目線も人一倍意識してますね(笑)。
EYE:観てくれないとスネちゃうんだよね(笑)。
SAKI:私は、ギターを始めた時から聖飢魔IIがすごい好きで、3人それぞれの“これ、カッコいいな”ってところを少しずつ真似してみたり、今ちょうど袖がヒラヒラしてるから、“ブライアン・メイって袖ヒラヒラしててこうやって腕上げてたよな”って、ビデオ観て考えたりとか。自分がライブ行った時は、どういう風にしてもらったら一緒に楽しめるのかを考えながら観てますね。演奏してる人が腕上げてくれると、初めて観に行っても“あぁここで腕上げればいいんだね”って楽しめるのかなとか。あとは、できるだけお客さんを煽ったり、首はとにかく振れたら振ってます。
相当、振ってますよね。
SAKI:最近ちょっと抑え気味だったんですけど。ライブ終わると(髪の毛が)絡まっちゃってて(笑)。PV撮影の時も、撮影が終わると全力でとかさないとダメなくらい絡まっちゃって。とにかく、弾いてると両手が塞がっちゃうので、頭振って“いますよ〜”って(笑)。
あれだけ振っても弾けるんですね?
SAKI:頭振ってると、どう考えても(手元が)見えないので、見えなくても弾けるように、目をつむって練習したりしています。
MARI:ドラムは奥にいるので、よく観えないって言われるので、立ち上がる箇所をできるだけ増やしたいなっていうのはあって。立ち上がってパフォーマンスしてみたり、椅子に上がったりしますね。ドラム・ソロでは、ドラマー以外の人が観ても楽しい演奏をしたいので、ドラムだけで“この曲”ってわかるようなフレーズって少ないと思うんですけど、みんなの知ってるようなドラム・フレーズを間に入れてみたりとか。そういうことをすることで、楽器をやってない人が観ても退屈しないで、“おぉっ”って思ってもらえるように心がけています。
女子だけでバンドをやることにこだわりってありましたか?
EYE:そうですね、Mary's Bloodは“女の子だけでやろう”と思ってメンバー集めをしました。それぞれ男女混合のバンドも経験してきて、女の子だけの良さっていっぱいあると思ってるんです。華やかさはもちろんですけど、男性バンドにはない強さを音で表現できたり、ボーカルは性別が違うから当然声の質が違うし。男性バンドと同じベクトルで音楽をやってる姿がカッコいいなと思ってますね。
女性のみとなると人間関係が難しいのかなっていうイメージを持っている人もいると思うんですが?
EYE:Mary's Bloodはわりとみんなサバサバしてるし、メンバーそれぞれ性格が違うんですけど、なぜか謎の一体感があるんです。男同士みたいにケンカして仲良くなるみたいなことはないので、話し合いを繰り返してどんどん距離を詰めていくっていうところでは時間がかかりますけど、それは全然悪いことではないので。
RIO:私、Mary's Bloodが初めてのガールズ・バンドだったんですけど、すごい偏見があったんです。昔もそういった話はあったんですけど、ケンカしちゃって。
EYE:ついカッとなって(笑)?
RIO:そう(笑)。私も人に誤解されるようなところとかあるし、口も良くないので、ケンカになっちゃって。“たぶんバンドはダメなのかな”って思ってたら、Mary's Bloodの話がきたので嬉しかったですね。だから“もうケンカしない”って(全員爆笑)。いろんな先輩にも“やっとバンド組めたね、おめでとう。でも絶対、ケンカすんなよ”ってけっこう言われてきたので、ケンカはしたくない(笑)。
EYE:女子はね、喧嘩したらケンカしたまんまだからね、仲良くなれないから。
SAKI:女子はね、技術の否定が人格の否定に捉えられがちだからね。
EYE:そう、感情論になるよね、それがいけないと思う。
SAKI:男の人とかとやってると、“いや、そこはこうじゃない?”って話してそこで終わって、“じゃ、飲みに行こうよ”ってなるところが、“何よ!なんなのよ!”みたいになって論点ズレちゃうんですよね。
MARI:言う人と言われる人みたいな、そういう立場関係ができちゃうと、バンド内の人間関係が悪くなりますよね。
EYE:Mary's Bloodは一切ケンカしません!
MARI:しないね。
RIO:まぁ、ケンカするなって言われてるからね(全員爆笑)。
EYE:ケンカ売ってきても買わないもん。
RIOさんは基本、売るほうなんですか? 売られるほうなんですか?
RIO:どっちもです(笑)。
EYE:売られたら買っちゃう人だよね。
RIO:売られたら100%買いますもん。
EYE:売らないよ、ウチのメンバーは誰も。
バンドを続けていく上で気をつけていることや、心がけていることはありますか?
MARI:基本的に、みんなで話し合って決めるっていうのはあって。どんなことでも、誰かひとりでも嫌だって言ったら、やりたくないなっていうのはありますね。ライブ一本決めるのでもそうだし。
EYE:私は、それぞれのいいところとか尊敬できるところを忘れないようにしてます。そうじゃないと自分も成長しないし、メンバーのことは大事にしようって思って、ずっとやっています。
RIO:今までサポートとかセッションが中心で、ほとんどバンド活動とかしてなかったんですけど、バンドっていう守るものがあるから私生活だとか言動だとか、プライベートでもMary's BloodのRIOっていう看板があるので、責任が自分だけにくるんだったらいいんですけど、カッとなったら一回立ち止まって考えて……まずはバンドのことを第一に考えて、ここは落ち着こうみたいな感じだとか。自分の尻拭いをメンバーにさせない!
EYE:だいぶ大人になったね(笑)。
SAKI:ダメだよ、バンドやってなくてもケンカ買っちゃ(笑) 。
RIO:だって、売ってくるんだもん。今はもう笑い話なんですけど(笑)。とにかくバンドを背負ってるんで、メンバーだってウチの人生背負ってるし。
EYE:そうだよ、青森へ帰らせるわけにはいかないからね。
バンドの中での役割分担みたいなのはあるんですか?
RIO:スタジオの予約はSAKIちゃん(全員爆笑)。ライブのリハーサルで外の音響を確認するのはこの人(EYE)。
EYE:この人(笑)?
RIO:曲のカウントを出すのはこの人(MARI)(笑)。
RIOさんの役割は?
RIO:テンション管理ですかね(全員爆笑) 。
SAKI:なんか小っちゃいねぇ(笑)。 音楽的には誰々とか、そういう話をしなきゃいけないんだよ(全員爆笑) 。でもまあ、とにかく、みんなで決めてるんだよね。
MARI:そこがまたいいところというか、誰かの意見を大きく取り上げてっていうのはないんです。作曲者はもちろんなんですけど、アレンジひとつにしても“こうした方がいいんじゃない”って言ったらとりあえずやって聴いてみたり、アイディアを出し合える関係でありたいなとは思ってますね。
『Countdown to Evolution』をリリースして半年以上経ちましたが、どういったものを自分たちで作りたいと思ってて、それはどこまで実現できましたか?
SAKI:インディーズの時にやっていた“激しいんだけど、ちゃんとメロディがある”っていうのを突き詰めようって走り出したんで、いろんな感じの激しい曲ができて良かったんじゃないかなって思ってます。
EYE:でも出来上がってみると、まだまだやれることがいっぱいあるよねって思うんで。
SAKI:まだ“Countdown”ってついてるから大丈夫(笑) 。
RIO:まだ序章に過ぎず、みたいな。
SAKI:その時にやりたいと思ったことは一生懸命やれましたね。あと、レコーディングのスケジュールがすごい過酷で、早朝までやってましたね。
RIO:次の日早いからって、近くのホテル泊まったもんね。
EYE:泊まったね、でも飲んじゃって(笑)。
RIO:言うなよ〜(全員爆笑)。お酒ないとダメなんですよね、やめたいんですけど(笑)。
SAKI:レコーディング・スタジオでは飲んでないから。
RIO:隠れて飲んでる、みたいな(笑)。
MARI:アル中みたいだね、隠れて飲むって(笑)。
RIO:メンバーにばれないように(笑)。
EYE:すぐバラすけど(笑)。
MARI:悪いから絶対言うなよって(笑)。
SAKI:朝4時ごろまでやったよね。
EYE:もはや懐かしいけど1年経ってないんだよね。
RIO:3年ぐらい前に感じるね。
そんなに急いでます(笑)?
SAKI:生き急いでる(笑)。
RIO:時の流れ早いですよね、東京、ヤバイ(笑)。
SAKI:関係ないから(笑)。まあ、今聴くとまだまだですけど、レコーディングした時よりはもちろん技術が上がってると思うので、これからまた良いものを作れるように頑張りたいなって。でも聴いてると本当に過酷だったレコーディングを思い出しますね、大変だったなって。
RIO:そうだね、大変だったよね。
MARI:インディーズの頃のものの集大成じゃないけど、フル・アルバムも初だったので、念願のフル・アルバムって感じで、音楽的にも硬派なメタルというのに特化してやりたいというのもちゃんと達成できたなっていうのがあります。次のアルバムも今言ったみたいに、自分達は毎日やってるんで気づかない部分があるかもしれないんですけど、もっと技術も盛り込んで、さらにステップアップできたらいいなというのはあります。その1枚目としては完成したものができたんじゃないかなって、自分達では思ってますね。
Mary's Bloodは、“ガールズ・メタル史上最速のバンド”と称されていますが。
MARI:1曲、速い曲があって、それが最速だと思うんですけど、テンポ260っていう。
SAKI:最近だんだん麻痺してきて、240のもあるし202とか190とか。
MARI:200超えが普通になってるね。
EYE:180って超遅いよ。
SAKI:「Burning Blaze」って、ずっとよくやってる曲が180なんですけど、慣れてきたね。バラード化してきたとは言わずとも、ミッド・テンポぐらいの感覚で、良くも悪くも演奏できるようになってきた(笑)。
RIO:以前、レコーディングでエンジニアさんに、“テンポ180だから焦らなくても大丈夫だよ”って言われて……。180って基本的なロックのテンポだと思うんですけど、焦らなくていいよって言われたのが、すごい衝撃的でしたね。
EYE:標準がね……おかしくなってるね。
自分たちのバンド・サウンドを表現するとしたら、どんな言葉が一番ピッタリくると思いますか?
MARI:今はやっぱり“メタル”っていうことになるのかな。
EYE:音だけ聴いたら、“漢”だよね(笑)。
ガールズ・バンドという括りがあるとして、その中でMary's Bloodはどのあたりのポジションにいると思いますか?
SAKI:どペーペーなんで、新人です(笑)。ウチの音は大きいと思ってたけど、DAIDA LAIDAさんの10分の1ぐらいしか音出てなかったですね。
EYE:URUGOMEのほうがもっと音デカイかな? URUGOMEって、私が山田信夫さんとツイン・ボーカルやらせてもらってるバンドなんです。あれはビックリするよ、全力で叫んでも自分の声が聴こえないんだもん。
MARI:ガールズ・バンドっていう括りじゃないかもしれないですけど……女4人だけどサウンドは骨太で、その辺の男性バンドと張り合えるぐらいのものをやりたいなと。ポジションは……どの辺になるのか難しいですね。メタル好きな人って、洋楽をメインで聴く人が多かったりすると思うんですけど、どれだけいいものを作ってるかだと思うんで。洋楽ファンの人にも納得してもらえるような作品やライブができるバンドになりたいと思ってますね。あと、海外にもライブ・ツアーで行けるようなバンドにもなりたいなっていう目標はありますね。
EYE:生涯ライブ・バンドでいたいですね。CDのクオリティとか音源は勿論のことなんですけど、ライブが楽しいバンド、お客さんと一緒に楽しめるバンドでずっといたいと思ってます。
RIO:一生バンドマンでいたい(笑)。
EYE:名言を残したよね。
RIO:ミュージシャンとバンドマンって、まったく別のものだと思うんですよ、私はバンドマンでいたい、そんな感じです。
SAKI:音楽でずっと仕事していけるように、勉強して頑張りたいなと思っています。一にも二にも聖飢魔IIがすごい好きなので、あれぐらいのポピュラリティを獲得できたら一番いいなって。みんな知ってて、出で立ちもライブもすごい楽しいし、“殺してやるー、ウヒャヒャヒャ”とか言いつつも、曲と歌詞はすごく良くて、音楽的にしっかりしてる。
EYE:いい悪魔だ(笑)。
SAKI:個人的な目標です。
最後に、バンドに憧れている中高生の皆さんにメッセージを!
EYE:音楽は“音を楽しむ”という字のごとくですが、続けていると楽しくない時も絶対あるんですけど、楽しめるかどうかは自分の考え方次第だと思うので、そこは好きなことをやるために、くじけずに頑張ってほしいです。私もそこをいろいろ乗り越えて今があるので。運命のメンバーと出会い、好きなことをやるために頑張りましょう!
RIO:ウチは音楽の授業って寝るためにあるぐらいのスタンスだったけど(笑)、音楽の授業は絶対にまじめに受けておいたほうがいいと思います。そして、やりたいことはやったほうがいいと思います。RIOでもできるから大丈夫だと思います。
SAKI:中高生で自分のお金で楽器を買う人は少ないと思うし、親御さんに買ってもらう人が多いとも思うので、まずは親御さんのことを考えましょう。ESPミュージカルアカデミーさんとか音楽専門学校通わせてもらうなら、学費も安くないし、あれ欲しいこれ欲しいって言うんだったら、一生懸命やろうねっていうことですかね。
MARI:音楽で食べていくとか、有名になるって、ほんのひと握りの狭き門だと思うんですけど、そのためには努力だったり大変なこともたくさんあって、普通の仕事だったら、たぶん2〜3年頑張ればある程度できるようになるんですけど、なかなかゴールが見えないっていうのが、音楽の仕事を目指すってことだと思うんです。ステージに上がったり、自分の出した音を聴いたりして喜んでくれるお客さんだったりとか、CDリリースして“良かったよ”って言ってもらったりするとそれですべてが報われるというか。それまでの大変な時間のほうが長いんですけど、ある程度のことは自分でできるようになって、聴いてもらえる立場になるまで頑張って諦めずに続けてほしいなって思います。

Profile

EYE(vo)、SAKI(g)、RIO(b)、MARI(d)のガールズ・メタル史上最速の4人組バンド。女性の内面的な強さ・潔さを、疾走感溢れるヘヴィ・サウンドに乗せた、聴きやすさを重視した音楽性が特徴。ライブではそのルックスからは想像もできないほどの“激烈なサウンド&パフォーマンス”で圧倒する。

Album

「Countdown to Evolution」
日本コロムビア
COCP-38676
¥3,240(税込)

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