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teena RED book Girls' Band Edition

GacharicSpin

まずは同じ志を持った人とバンドを組むことが大事だと思います。

楽器を始めたきっかけ、バンドをやりたいと思ったきっかけについて教えてください。
F チョッパー KOGA:私は、もともと音楽などにまったく興味はなかったんですけど、先輩に誘われて、あまりもののベースを始めました。ベーシストに多いパターンですけど。で、バンドをすごい真剣にやっていきたいなと思ったのが、高校卒業するくらいですね。学生の時は、わりとまぁ半々っていったら変なんですけど、そんなに現実的にバンドでどうこうなりたいっていうものはなかったんですけど、高校卒業っていうタイミングでこれからどうしていくかっていうのが見えてきた時に、バンドをやっぱやりたいって思って、そこから本気でやろうと思いました。
はな:私は、高校入るまでは物事に何も興味を示さない子供だったんですけど、その反動で高校へ入ってから、もういろんな楽器、手に取る楽器全部楽しいみたいな感じになって、いろんな楽器にしょっちゅうさわって遊ぶみたいな。バンドは中学校の終わりぐらいから経験してはいたんですけど、しっかりバンドを組んで自分で何かを目指していこうと思ったのは、KOGAさんとGacharic Spinを作る時からですね。目標を持ってきちんと前に進むバンドをやるっていうのはGacharic Spinが初めてで、そこからバンドをしっかりやって行こうと思いました。
TOMO-ZO:私は、小さい頃から音楽が好きで、小学校の時は合奏とか合唱をやってたんです。たぶん、みんなで合わせて音楽を作るっていうのが好きだったんでしょうね。で、小学校5年生ぐらいの時に友達同士でバンドを組んでギターを始めた時に、これだっていうのを感じたっていうか、ビビッと来たものがあって。
オレオレオナ:私は小・中学生の頃、SPEEDになりたくて、ダンス・ボーカルのユニットをやれるもんだと思ってダンス・スクールに入ったんですけど、いざ入ってみたらみんな可愛くて(笑)、まず心がちょっと挫折して。でもダンスは楽しくて、頑張ったんですけど、足を壊して超お先真っ暗って思ってた時にディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」を聴いて、ちょっとコピーしてみようと思って。クラッシック・ピアノは昔からやっていたので、それもいやいややってたんですけど、まぁやってみようと軽い気持ちでやったら、それがすごいカッコ良くってというのがバンドを始めたきっかけです。
まいさん、ありささんがダンスをしようと思ったきっかけは?
1号まい:小学校の時のクラブ活動にダンス・クラブがあって、他に入りたいクラブもなかったのでそこに入ったら、先輩に“近所にダンス・スクールがあるから通わない?”って言われて。それがきっかけです。なので、最初は全然ダンスに興味はなかったです。
2号ありさ:私は音楽が好きだったんで、アーティストさんのミュージック・ビデオ(以下、MV)のバック・ダンサーとか観て、ダンスってすごいなってまず思って。そうしたらお母さんに急にダンス・スクールに行かされて、自分から行きたいとかじゃなかったんですよ、だけどそれでダンスを習って楽しいと思ったのがきっかけです。
影響を受けたミュージシャンやバンド、良く聴いていたCDについて教えてほしいんですけど?
F チョッパー KOGA:影響受けたのはキッスです。私、本当に(音楽に)興味がなかったんで、ああいう(キッスの)音楽に関係ないメークとエンターテインメントが衝撃的で。なんでこんなに顔白く塗ってんだろう?みたいな。もともと興味なかったぶん、このジャンルしか聴かないっていうのがなくて、今もないんですけど。その当時、一緒に組んでたメンバーがMr. Childrenが好きな子、パンクが好きな子、ヴィジュアル系が好きな子っていたんで、その子たちがいいよって思うものをいろいろ聴いたんで、こればっかり聴いてましたというのがあんまりないです。でも、キッスのライブDVDとかはよく観てました。
はな:私は、高校生の時はパンテラとメタリカ、まぁそういうメタル系と、あとは50'sのリトル・リチャードとかカール・パーキンスとか、そういうのを主に聴いてました。
TOMO-ZO:私は、ギターを始めた頃はJUDY AND MARYさんが大好きで、TAKUYAさんのギターを片っ端からコピーしてました。高校は普通科校に専門学校が併設されているところだったんで、その時にミュージシャンの先生からいろいろお薦めを聴かせてもらって。その中で洋楽も聴くようになって、その時ハード・ロックにハマって、ガンズ・アンド・ローゼスとかエアロスミスとか。その中で、ギタリストのスティーヴィー・サラスさんを尊敬するようになりました。
オレオレオナ:私は、小さい頃はJポッパーだったので。
全員:爆笑。
F チョッパー KOGA:そんなのある? イケてると思ってる勘違いヤロウ(笑)。
オレオレオナ:本当にJポッパーで、世代的には小室哲哉さんが超全盛期の頃をメッチャ踊り狂いながら聴いてたりして。その後、TLCとか洋楽のR&Bコーラス・グループに行って、ロックン・ロールの女の子、ニッキー・コルベットに行って、「ハイウェイ・スター」を聴いて、Gacharic Spinです(笑)。けっこう雑食です。
F チョッパー KOGA:さすがは、Jポッパーだね。
1号まい:私は、ダンス的にマイケル・ジャクソンさんのMVをけっこう観ていたのと、あと、中学生の頃からK-POPにハマって、少女時代さんとかのMVを今だに観ています。
オレオレオナ:Kポッパーです(笑)。
F チョッパー KOGA:ダサい(笑)!
オレオレオナ:うっそー、ショックなんだけど(笑)。
2号ありさ:私は、安室奈美恵さんのMVとかよく観ましたし、ライブにもよく行ってました。
音楽を職業にしようと意識したタイミングは?
はな:難しいですね……高校卒業する時って意識するじゃないですか、もう学生じゃなくなるから。でも、正直無理だろうなっていう気持ちが半分……やっぱり、そういう気持ちが大きかったですね。ただ私は、Gacharic Spinを趣味じゃないものとしてやるバンドとして始めたのが、やっぱり一番大きいと思うんです。しかも活動して前進してるっていうのが、ちょっとずつでも……前の時よりもお客さんが増えたとか、CDが売れたとか、そういう結果が少しずつ出ていたから、“いけるかも、頑張れるかも”って必死にやってこれて、“これでいこう”っていう気持ちが徐々に強くなっていった感じです。
F チョッパー KOGA:はなが言ったことに近いというか……このバンドでなんとかしたいっていう風な意識を持ったのは、Gacharic Spinを立ち上げた時ですね。ただ、最初から(バンドで)食べていけるだろう、これで生きていけるだろう、っていうのは思わなかったというか、やっぱりすごい遠い向こうの世界かなと。
TOMO-ZO:若い頃は、何がなんでもやってやるっていうか、絶対に夢をかなえることしか考えてなかったし、もちろん、そんなに甘くないという時期がありつつも、Gacharic Spinに入る時、“すごいメンバーと巡り合えて、その中に私も入ってやって行ける”って思って、諦めないでやって行こうっていう決心がついた感じです。
オレオレオナ:私は、19歳の時に“あぁ、食べていけるわ”って思ったんです(笑)。
F チョッパー KOGA:なんで、なんで(笑)?
オレオレオナ:ひとつ前にやってたガールズ・バンドの時なんですけど、曲作ってるのも、なんでもかんでもすごい楽しくて。ワぁー とできる時期とできない時期があるじゃないですか、ちょうどできる時期だったんですよ。
F チョッパー KOGA:テンションがMAX!
オレオレオナ:メッチャ曲書けるし、“これいけるかも、やったぁ”みたいな感じだったんですけど、22歳の時にもう全然書けなくなっちゃって、もう無理だと思って、もう終わったなと。
TOMO-ZO:早(笑)!
オレオレオナ:やっぱダメだったんだな、みたいな。それで、絶対ギャルバンというかバンドをやらないと思って、女の子が嫌とか男の子と組みたいとかそういうのもなく、バンドが難しいんだと思って、ひとりで細々と弾き語りをしたんですけど。
F チョッパー KOGA:細々と(笑)。
オレオレオナ:スタートは軽い気持ちじゃなかったですけど。私もけっこう長くやっててのデビューだったので、“これからいけるかもしれない”と思ったら、やっぱすごい難しくって、今でも食べたいなぁと思うんですけど(笑)。
はな:食べたいなの意味が違う、ご飯食べたいなって意味でしょ、それ(笑)。
オレオレオナ:難しいなっていうものもあるけど、不可能じゃないかもしれないという希望もありつつ……でも、いつもそこにすがって“イエーイ”ってしてはいけないなって(笑)。そこは若い時の気持ちとちょっと違いますね。
まいさんはまだ高校生ですけど、これでやって行ける、みたいな部分ってありますか?
1号まい:正式メンバーになる前に一緒に(ツアーを)回らしてもらった時、やっぱりそこでひとつの覚悟というか、自分はこれ一筋、こういう活動ができるんだっていう嬉しさがすごいあったので、お金がどうのこうのじゃなくて、自分はこういう活動をしていくんだって思いました。今は正式メンバーになれて一緒にできていることが嬉しいです。本当に、それしかないです。
ありささんは?
2号ありさ:ちょっと難しくてわからないです。
全員:(笑)。
笑えるエピソードとか、ドン引きしちゃうようなエピソードがあったら教えてください。
1号まい:荷物?
TOMO-ZO:海外に行った時なんですけど、ライブ・ツアーとはいえ旅行だし、女の子だったらスーツケースにそこそこの荷物を入れて持っていくじゃないですか。でも、楽器チームの荷物を見たら、下着ぐらいしか入らないじゃないかなというぐらいのビニール袋ひとつで。
全員:(爆笑)。
はな:2週間の海外なら(スーパーのレジ袋くらいの大きさを示しながら)これぐらいでいける。
TOMO-ZO:みんな、その大きさに入れちゃうのにびっくりしました。そこでドン引きです(笑) 。
オレオレオナ:メンバー内のドン引きね(笑)。
そんなに荷物少ないんですか?
F チョッパー KOGA:少なくしないと、いろいろ……。
オレオレオナ:アメリカって、何日いたっけ? でもそのアメリカの時は、パンツ1枚で!
全員:(爆笑)。
オレオレオナ:ちゃんと、(替えのパンツを1枚)持ってったんですよ。持ってったんですけど、自分の限界を試したくて(笑)。ちゃんと洗って乾くのかとか、その国によって気候もあるじゃないですか。アメリカの時は、すごいカラッといい感じで。
F チョッパー KOGA:韓国のライブが終わった次の日に名古屋でライブがあるっていう時に、疲れ切ってこのふたり(TOMO-ZO&オレオレオナ)が風呂に入らないまま寝ちゃって。飛行機の時間に間に合わないのでそのまま日本に帰ってきたんですけど、前日のライブと焼肉で汗かいてベッタベタで(笑)。ヤバい状況で名古屋でライヴ、しかも学生さんが大勢いるライブだったので、幻滅させちゃいけないってことで、真冬だったんですけど、サービスエリアで頭洗ったっていう(笑)。
オレオレオナ:サービスエリアのトイレから、タオルで髪の毛を拭きながら出てきた姿がもうヤバいと思って(笑)。ちょっと女じゃないかもしれないって(笑)。
F チョッパー KOGA:でも、その後はいい匂いだからセーフじゃないですか。この人(TOMO-ZO)、入ってないですからね。
TOMO-ZO:宇宙人は匂いしないからね。
どこまで書いて大丈夫なんですか?
オレオレオナ:パンツの件は全然大丈夫です(笑)。
F チョッパー KOGA:あと、ツアー中に衣装袋の中に、知らないパンツとか下着とか紛れ込んでて。みんなに聞いても、誰も知らないって(笑)。
結局、誰のか、わからずじまい?
TOMO-ZO:わからないんです。そういうこと、けっこう多いよね。
はな:なんでだろうね。
プレーヤーのみなさんが楽器を選ぶ上でのこだわりみたいなのは?
F チョッパー KOGA:やっぱり女の子なので、最初の頃は持たされてる感じに見えるような、あまりにもボディがデカく見えるのは、選ぶのを避けてましたね。
はな:見栄えが悪いとカッコ悪く見えるもんね。
F チョッパー KOGA:ライブ=ステージでの見え方っていいうのはすごい大事なので。楽器を持った時の感覚ももちろん大事だし、大切にしなきゃいけないんですけど、視覚的にも自分の身体とマッチしてるものを選ぶようにしてます。あと、今はなるべく派手なものを選びたいたいなぁとか、他のメンバーと色がカブらないようにしようとか、そういうのはありますね。みんなとのバランスと、自分の(身体の)面積とのバランスですね。
はな:私も見栄えは大事だなぁと。あと、音色とかに関して好き嫌いそれほどないんですけど、使いやすさも重視します。例えばシンバルとかだったら、自分がよく使うようなフレーズに適したものを選んだりとか。
TOMO-ZO:私も、KOGAさんと一緒で身体が小さいので、やっぱり自分に見た目が合うギターを選んだりとか、あとは、ギターがひとりなので、周りのサウンドに負けないような、ずっしりとした音が出るギターやアンプを選びます。
オレオレオナ:私は、正面に置くピアノは乗れるってことが前提で、横のは軽いもの、持ち運びのしやすいものが基本です(笑)。
F チョッパー KOGA:引っ越し屋(笑)?
はな:正面のピアノは、乗っても壊れないものっていうのが条件だよね。
オレオレオナ:今はRolandさんのRD-64っていうものを使ってるんですけど、あれだと乗れないし、台も乗っていい台がなかったので、作っていただいて、今は完全に乗り物に(笑)。
F チョッパー KOGA:学生さんが読むのに大丈夫か?
オレオレオナ:ちゃんと、ピアノの音色も考えてますよ。今のピアノはぶっちゃけ、気持ちいいです、弾いてて。だから、弾いてて気持ちいいものっていうのを付け足しといてください(笑)。乗れて、弾いてて気持ちいいもの(笑)。
1号まい:小道具は基本的に手作りなんです。「赤裸ライアー」では、歌舞伎の獅子毛を使ったパフォーマンスがあるんですけど、獅子毛も手作りです。マネージャーさんと一緒に考えたんですけど、やっぱり被るスピードとかも大事になってくるというか、1小節しかないところで被るんで、そこにリハーサルとか時間をかけました。
F チョッパー KOGA:命を懸けて。
1号まい:命を懸けて、本当に。
はな:毎回、その時に適したものを選ぶ。
1号まい:そうなんですよね。ゴムがこのぐらいの幅じゃなくちゃダメとか、あるんです。
F チョッパー KOGA:研究をするっていうことね。
1号まい:そうです、研究が大事ですね。小道具作るとしたら、研究を重ねた方がいいと思います。
2号ありさ:小道具といったら、やっぱり大事なのは段ボールです。段ボール、ガムテープ、マッキ―、画用紙は大切です。常に持っています。
F チョッパー KOGA:メンバー全員、マイ・ガムテープなんです。
はな:やっぱりガム・テープにもクオリティがあって、“用途によっては安いものでもいいけど、ここは高いやつでなきゃダメ”っていうのを自分の中では分けてますね。
2号ありさ:養生の時はこれ、とか。
ちなみに、どこのガムテープが好きですか?
はな:私は、ニチバンっていうメーカーが好きで、次にテラオカ。
F チョッパー KOGA:女の子なんで、差し入れとかでファンの方にケーキとかいろいろいただくことも多いんですけど、そういうものよりガムテープとか電池が欲しいっていうのを公言してて(笑)。
はな:最近は、ガムテープもいただけますよ。
F チョッパー KOGA:楽屋で、“やったぁ、ガムテープもらったぁ。ありがとう”って言ってます(笑)。
オレオレオナ:消耗品だもんね(笑)。
段ボールとかのこだわりはありますか?
2号ありさ:すぐ折れないっていうのが条件ですね。
はな:日本製の段ボールは、だいたい大丈夫。
2号ありさ:その上に、曲がらないように全部ガムテープを貼っちゃうんですよ。そうしてるので大丈夫です。
一押しの練習方法というか、お薦めの練習方法があれば教えてください。
はな:私はその都度、その時に自分ができないフレーズを分解して、その時に合う自分の練習方法を作るんですよ。だから、これをずっとやったほうがいいとかはあんまりないんですけど、ドラムの場合だったら、雰囲気で叩くんじゃなくて、手足全部のバラバラの神経を集中させて練習するのは楽しいし、けっこう効果的かもしれない。けっこう雰囲気で叩けちゃう人いるんですけど、あくまでも雰囲気になっちゃうから、その先の、今どこの指が動いているか、今同時にさわったな、とかの感覚を増やしていったらいいと思います。自分もまだまだ増やし中ですけど。
F チョッパー KOGA:そうね、毎回研究してるよね。
はな:楽しいし、なんか成長した分も見えやすいかなと思います。
F チョッパー KOGA:私は、リハーサルごとに課題を決めます。この曲は動きを中心にやろうとか、この曲は動きをセーブして、ドラムの方だけ見て集中して演奏の練習をしようとか、この日は流れ、次のライブに向けて流れをイメージ・トレーニングしながらやろうとか。ただ単に歌にリハしてお疲れじゃなくって、何でもいいんで、課題を自分で決めてやるのがお薦めです。あとは、私以外の3人が演奏してるのをムービーで録って、それを観ながら家で練習したりします。iPhoneとかで簡単にで録れるんで、お薦めです。
TOMO-ZO:私は、自分の演奏を録音します。それを聴くと、自分的に合ってると思ってたところも全然違ったりとかっていうのがすごく多くて。なので、自分の演奏を聴いて、自分はこういう風に弾きたいっていう理想に近づけるように練習するのが、うまくなるための一番の近道じゃないかなって思います。
オレオレオナ:私は、なりたいなって思う人の映像を観て、自分でその動きを真似ますね。
はな:お薦めの練習方法について聞かれてるんだけど(笑)。
オレオレオナ:練習方法じゃん! Gacharic Spinって、動きもパフォーマンスも重視するじゃないですか。もちろんプレーも頑張ってるんですけど。
はな:頑張れよ!
オレオレオナ:私はもう、動いて弾けるって、すごい強みだと思ので、超うまくてもパフォーマンスがカッコ良くないと全然、私が魅力を感じなくて。そう思った時になんか、すごいヤバいなって思う人の、別にキーボーディストじゃなくても、それがベーシストでもギタリストでもいいんですけど、良ければ何でも誰でもいいんです、何これ?って思う人の動きとかを取り入れてみて。まずは、家の鏡の前でやってみます。
はな:弟に距離を置かれるよ。
オレオレオナ:そうですね、弟と距離を置かれるっていうリスクはあるんですけど(笑)、それをやると、なんか自分がちょっといい感じになったかなって思えるんです。
F チョッパー KOGA:最終的には、弟の中でお姉ちゃんの存在は消されるっていう。
オレオレオナ:完全なリスクを背負って(笑)。
はな:でもその、オレオの言ってることと一緒なんですけど、いいものを観て自分の脳内を良くすると、なんか次のリハをやってる時とかに、実際にそれと似たことができたりとかする場合があるので、それがすべてじゃないけど、いいものだとかカッコいいものとか楽しいものを観て吸収するのって大事だと思います。
F チョッパー KOGA:なんか、わかる、大事.。
オレオレオナ:なりきるじゃないけど。
1号まい:私は、パフォーマンス面では、体力もやっぱり必要なので、筋トレを毎日やったりとか。最近、ちょっと筋トレばっかりやってますね。必ず腕立て伏せ、腹筋……。
はな:メニューまではいいよ。身体作りは大事だよね。
1号まい:身体作りは大事ですね、あとは、リハーサルでも個人練習でも、ビデオに撮ったりして、基本的にはひとつずつ見直します、ステップだったり。ダンスには基本の動作っていうのがあるので。
2号ありさ:特に練習はしないんですけど(笑)、たまに練習する時は、鏡を見ながらやってます。
本当にたまにしか練習しないんですか?
2号ありさ:う〜ん……苦手な振りのところしかやらないんです。
F チョッパー KOGA:オレオレオナの子分なんで。
はな:系統が同じ部類なんで、危なくなった時にいきなり練習を始めるというか、明日いきなり難しいソロが入ったりするとメッチャ一夜漬け、みたいになるんです。
TOMO-ZO:それで風邪をひく。
F チョッパー KOGA:なんだろう、私のイメージは、スラップをやりながら激しく動き回る、ヘドバンより足が動いてる、みたいな。あと、けっこうガニ股というか、足をすごい使った動きが多いかなって。なんか最近は、カッコ良く弾くことを勉強したいなと思うんです。足を開いてカッコ良くじゃなくて、スッとスマートに立ってカッコ良く弾く人いるじゃないですか。そういうのを今まであまりしてこなかったので、それに挑戦したいなと思います。
以前出演していただいた『teena Girls’ Party vol.1』でも、スラップやりながら、かなり激しくヘッド・バンキングしてましたね。写真、ピックアップするの大変でした(笑)。
はな:前髪パッカン。
F チョッパー KOGA:ライブの写真は本当に不細工なんで(笑)。ライブ写真がカッコいいアーティストさん、いっぱいいるじゃないですか。私たち、ないよね。
オレオレオナ::9割白目だもん(笑)
はな:でも実際、白目剥いて頭振ってる方が集中できるんですよ。で、そういう状態の時にカメラを向けられると困るから、みんなどういう顔してやってるんだろうと思って……。目線とかも一点を見られないから、いろんな方見ちゃうか、下向くか、目をつぶるかだし。
1号まい:ステージが広い時は、楽器チームがソロ弾いたりする時に近くに行って、周りのお客様を巻き込むようにしたりとか。
はな:私は、通常よりシンバルの位置を高くしてます。あと、光る手袋を使ってプレイする時は、手を回しながら裏打ちビートを叩いたりとか、右にあるシンバルを左手で叩いたりとか、面白く見えるように研究してますね。
F チョッパー KOGA:ベース回し、ギター回しはわりとやりますね。
TOMO-ZOA:キーボード回しもね。
F チョッパー KOGA:キーボード回しもあるね。あと、オレオレオナは仁王立ち(笑)。
オレオレオナ:ピアノの上で仁王立ちと、あと足をパンパンってやるんです(笑) 。
F チョッパー KOGA:“足をパンパン”って、読んでる人はわかんないから(笑)!
オレオレオナ:寝っ転がって両足を上げて足クラップですね。私、ダイエットしてた時期があって、それをやると足も細くなるって聞いて……ならないんですけど(笑)。それをライブでやり始めたら、けっこう定番になりました。今はライブでしかやってないです(笑)。
F チョッパー KOGA:ギター・ソロとか始まると、後ろの人が観えるように、前方のお客さんが座ったりするじゃないですか。足パンパンの時にも座る人がいる(笑)。そこは別に観せなくていいから、そこじゃないよねっていう(笑)。
オレオレオナ:Zepp(ダイバーシティ東京)の時も、わざわざ足パンパンやるがために、はなちゃんの後ろのところにある階段の一番上の踊り場でそれだけやって、定位置に戻ってきました(笑)。
TOMO-ZO:Gacharic Spinって楽しい曲からシリアスなカッコいい曲、歌詞がちょっと切ない曲まであるんですけど、私だけ唯一どの曲でも笑顔で弾いていいっていうのが許されてるので、何でもかんでも笑顔で弾いてます。ヘドバン中も笑顔で(笑)。
はな:笑顔でって、怖っ(笑)!
2号ありさ:私はやっぱりダンサーとして、ヘドバンと煽りは他の男性バンドさんにも負けないように頑張ってます。そこは、メチャ練習してるんで。
そこは練習してるんですね(笑) 。
2号ありさ:ダンスも練習しました(笑)。
女子だけでバンドをやることにこだわりはありますか?
F チョッパー KOGA:Gacharic Spinを立ち上げた時、ガールズ・バンドにしようという思いはなかったんです。たまたま集まったメンバーが女の子だったから、ガールズ・バンドになったというだけで、今も別にそこにこだわっているかと言ったら、ないですね。パフォーマーのふたりが入る前も、新しい血を入れようってことで、ニューハーフの方やマジシャンの方に声をかけたり。まぁ、いろんな性別の方に声をかけてたんですけどね(笑)。
オレオレオナ:性別とか関係なく垣根を越えて、みたいな。
F チョッパー KOGA:そうですね、エンターテインメントなんで、Gacharic Spinは。
女の子だけでバンドをやる上でのいい点、悪い点があれば教えてください。
はな:私はあまりないかも。中身、男だもん(笑)。たまに、本気で間違えるお客さんとかいるし(笑)。まぁ、性格はみんな違うし、合わない部分もあるのかもしれないけど、見てる方向と目指してるものが同じでバンドをやってるから、あまりそこに重点がいかないっていう感じがします。
F チョッパー KOGA:あと、いい意味でも悪い意味でもパフォーマーとは年が離れてるので、これが例えば全員高校生のバンドだったら、けっこう無理だと思う(笑)。
オレオレオナ:私、高校生の時にギャルバンやってたんですけど、しかも女の子12人で。私は大丈夫でしたけど、周りはいろいろあって大変だったみたいです。
F チョッパー KOGA:そういう意味では、年齢がいい感じに離れてたり、ちょっとずつ違うというのは……でもなんか年齢って、極端に離れてるパフォーマーのふたりはもちろんあると思うけど、1〜2歳の差って、あんまり変わらなくない? 学校卒業しちゃったら。しかも、女の子のほうが根性があると思うんですよ。そういう意味では、女子6人で良かったなっていうのはありますね。例えば男性がひとりいた状態で、これまでの困難な状況を克服できたかって思うと、無理かもって。男性のほうがすぐ弱音を吐きそうだし、女子のほうが“やってやるぞ”感が強い気がします。
オレオレオナ:楽なのは、着替えが一度にできることですかね。
TOMO-ZO:機材運びも、ここまで来ちゃうとけっこう鍛えられちゃってるよね(笑)。スイスイ運んじゃうから。
はな:今は女子であることよりも、重ねてきた年齢と疲労(笑)。もちろん筋肉とか体力もついて、アンプとかもひとりで運べるぐらいなんですけど、蓄積された疲労と、だんだん歳も重ねて……10代ではないですから、それでちょっと“あぁ”みたいなことが増えてきてるんで、それは書けないですけど(笑)。
オレオレオナ:疲労が回復するまでの時間がどんどん長くなるという辛さはありますね。あとは、メッチャブリブリの子とかいないのと、私は超自由なんですけど、みんな我慢強いから、それも良いところだと思います。私、全然悩みもないし(笑)、仮に悩みを吐き出すとしたらみんなだなと思って(笑)。
はな:オレオは超適当なタイプなんですけど、反面、神経質なタイプでもあるんで。オレオのいいところもわかってるというか、悪いところが見えない(笑)。
オレオレオナ:ヤバいところ、見せないようにしないとね(笑)。
TOMO-ZO:バランスが取れてる。
F チョッパー KOGA:そうかもね。
はな:しかも、追ってる同じ目的があるから。
オレオレオナ:そろそろ結婚とか、そういう未来を見せてる人がひとりでもいたら、成り立ってないと思ってるんですよ。
F チョッパー KOGA:訴えないで(笑)!
はな:年齢もあるけど、そうじゃなくて、同じ方向を向いてるって話なの(笑)。
オレオレオナ:そういう年なんだって(笑)! でもそれを差し置いてバンドをやってるというか、そういう不満とか、このバンドにはない気がします。プライベートを充実させたい人たちがいないんで(笑)。良いのか悪いのかわからないですけど。
はな:もちろん、たまにはお休みをいただいて温泉旅行でも行きたいなっていうのもありますよ、ありますけども、どのメンバーも毎日、Gacharic Spinのことをやってるんですよ。“みんなが頑張ってるから、自分ももうちょっとやらなきゃ”とか、そういう感覚ですかね。プライベートがないから可哀想とか、そういうのは違うんですよね。
2号ありさ:今までガチャピンのことだけを考えてやってきたから、例えば1日オフがあって誰とも連絡しないと、すごい不安になる。
はな:わかる! お休みをもらった時に例えば映画とか観に行っても、ずっと携帯見てる(笑) 。真面目か!
メジャーでの初シングルであり両A面シングルでもある「赤裸ライアー/溶けないCANDY」について教えてください。
F チョッパー KOGA:「赤裸ライアー」に関しては、Gacharic Spinの自己紹介的な曲になってると思います。インディーズ生活を5年間やってきて、バンドやってる人とかバンドが好きだという人には、だいぶGacharic Spinっていう名前が広がってきてはいるというのを少しずつ実感できるようになってきているんですけど、一般的な人というかバンドとかよくわからないというような人には、やっぱり全然知られてないというのもわかっているので、そういう人たちが観た時に、Gacharic Spinっていうバンドがどんななのかっていうのがすぐわかるようなものを一発目に持ってきました。なので、パフォーマーもけっこう小道具を使ったりとか。そういう意味で、攻撃的な曲ですね。
「溶けないCANDY」はどうですか? パフォーマーのおふたりは、ガチャガチャダンサーズとして表に出たわけですけど。
1号まい:初めてガチャガチャダンサーズとしてデビューすることができて嬉しいんですけど、まだ不安のほうが大きいというか……。今までの2年間、先輩と一緒にやってきて学んだこともたくさんあるんですけど、まだまだ足りない部分がふたりにはあると思うんで。今後はガチャガチャダンサーズとして、ふたりだけでやって行くステージもあるので、そこでもいろいろ学んでいけたらなと思います。
はな:カッコいい!
F チョッパー KOGA:全部、嘘です(笑)。
2号ありさ:そんなにカッコ良く言えないんですけど、初めての歌でアニメのタイアップも決まったので、新しいファン、ガチャガチャダンサーズを応援してくれる男性をダンシャク、女性をダンプって言うんですけど、それを増やしていけるよう頑張ります。
増やしてどうするんですか?
2号 ありさ:増やして、そこからGacharic Spinにつなげていけたらなと。
オレオレオナ:今、ガチャガチャダンサーズだけのCD出したいなみたいな感じじゃなかった?
2号ありさ:そうなんですけど(笑)。
F チョッパー KOGA:バンドでこうやって女性ユニットが生まれるっていうのは、他にはないと思うし、それはGacharic Spinでしかないと思うんですよね。そういうのはやっぱ個性だし、武器になると思うので、なんかそういう仕掛けを毎回やりたいなぁって思います。パフォーマーのふたりも今回のシングル・デビューですごい成長すると思うんで、それをまたGacharic Spinのステージに持ち帰ってくれたら、さらにGacharic Spinも最強になるし。いろんな動きができれば、いろんなお客さんに観てもらえるかなぁっていうのもあるし、いい意味で期待を裏切って行きたいという。
楽器を始めたいな、バンドをやりたいな、と思っている中高生の皆さんにメッセージをお願いします。
はな:じゃあ私から、先ほども言いましたが……。
F チョッパー KOGA:なんで最後、締める時、PTA会長風なの(笑)?
はな:まずは同じ志を持った人とバンドを組むことが一番大事なんじゃないかなと思います。あとは、自分がやる楽器を楽しむこと。楽しんで研究できることが成長にもつながるし。その2点です。活かせていただければ……以上です(笑)。
F チョッパー KOGA:私がGacharic Spinを立ち上げた時は20歳過ぎてたんですけど、10代の頃に出会ってるはなと組んだっていうのが、私はすごいポイントだと思ってて。今、みんなの周りにいる人たちの中で、誰が人生のパートナーになるかわからないっていう、出会いはすごい大切なんだってことを忘れないでほしいなって。人との出会い、つながりっていうのをその年から真剣に考えたり、隣にいてくれる人のありがたさというものもわかって活動すると、未来がもっと変わってくんじゃないかなって思います。
TOMO-ZO:壁にぶつかって辛い時期もあると思うんですけど、そこで諦めないで続けていくことが大切かなと思いますね。始めた頃の楽しい気持ちっていうのをいつも忘れずに持っておいて続けていけたら、大きくなれるんじゃないかなと思うので、頑張ってほしいです。
オレオレオナ:私は何か飛び抜けたものを持っているわけではなかったので、Gacharic Spinに入る時にすごい悩んだんです。でも、自分の武器はプレイじゃなくてもいいのかなって思って。例えばステージングなのか、キャラクターなのか。私はつけまつげと出会って人生が変わっていって(笑)、ちょっと自信がなかったヴィジュアルも、このメイクで解決というか(笑)。だから、何かひとつでも自信が持てるポイントを作る。私の場合はそれがステージングで、他のバンドにも負けない自信がそこでついたんですよ。可愛ければそれを売りにしちゃえばいいんですよ。私はそうじゃないから、それも認めてキャラにしてるし、なんかそういう、ひとつでも目立つポイントというか自信が大事です。
1号まい:私と同世代なわけですけど、今は若さが武器だと思います(笑)。あとは、期限は決めても決めなくてもいいので、何かひとつ目標というか、やることを決めて、それをずっとやり続けたら何かが絶対生まれると思うし、新しい自分が見つかるんじゃないかなと思います。
2号ありさ:楽しければいいと思います。あとは、自分が好きかどうかですね。

Profile

F チョッパーKOGA(b)、はな(vo,d)、TOMO-ZO(g)、オレオレオナ(vo,k)、Performer.1号まい、Performer.2号ありさの6人組。2009年6月にF チョッパーKOGAとはなのふたりを中心に結成。2014年10月にベスト・アルバム『ガチャっとBEST〈2010-2014〉』でメジャー・デビュー。海外からも注目を集める凄腕ガールズ・バンド。

Single

「赤裸ライアー/溶けないCANDY」
Victor Entertainment, Inc
VICL-37014
¥1,400(税込)

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