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TRIAL SESSION By SACHIKO vol.9 セッション7 〜集大成:レコーディング〜

第9回目(最終回)は、3月25日に行なわれたレコーディングの模様と、その後の対談をお届けします!
前日の不穏な空気から一転(?)、集大成であるレコーディングはうまくいったのか?
それは音源と写真から判断してください!

Photography Exhibitionon Recording

the one the world

刺激的だったレコーディング

teena編集長:レコーディング、お疲れ様でした。今回の企画の締めとして、インタビューをしたいと思うんですけど、まずはレコーディングの感想からお願いします。

川端はるか:ありがとうございました。自分の中では、(レコーディングは)けっこう好きです。難しい部分はすごい多いし、完璧というかキレイにやんなきゃいけないっていうのはあるけど、とにかくライブと違った緊張感があって良かったです。

石倉未来:ありがとうございます。

川端はるか:真似された(笑)。

石倉未来:言うやつかなと思って(笑)。普通じゃ体験できないことができてすごい刺激になったのと、ライブと違う楽しさを知りました。あとなんだっけ……楽しかったです(笑)。

川田布美香:バンドでの一発録りは初めてだったんで、なんか自分の音を気にしながら、アンサンブルの感覚やるの大変だったけど、楽しかったです。授業で習ったことも活かすことができたから、あんまりテンパらずに済んだし、良かったです。ありがとうございました。

teena編集長:昨日の最後リハを経て、今日はどんな気持ちでここに来ましたか?

川端はるか:何も考えてなかったです、もう。考えないほうがいいと思って、(スタジオ)入って、(設備)見て、ウオーってなって、そこからやっとレコーディングの実感が湧いた感じです。

石倉未来:私もそんなに深くは考えてなかった感じですけど、楽しむぞっていうよりは、やろう!みたいな。一発録りって聞いてたぶん、なおさらその力が強かったと思います。

川田布美香:私も何も変わらず、何も思わず普通にいつも通り来ました。

teena編集長:楽器、ボーカル、それぞれ3テイク録って、どちらもテイク1を採用しました。やっぱり一発目の勢い、グルーヴィなところも含めて、テイク1が納得の出来だったと?

川田布美香:そうですね。

teena編集長:テイク1が一番いいという、いわゆるレコーディングあるある、ですかね(笑)。

川田布美香:テイクを重ねるごとに、無意識に集中力が切れてる感じと、疲れてる感じが……。体力的にパワーが少なくなってるのがなんとなく……。

石倉未来:たぶん3回目やってもダメだろうなっていうのはちょっと頭の中でありました(笑)。

川田布美香:1回戻ってきた時点で、けっこう集中力が切れた感じが……。

teena編集長:そんなに集中力は続かないですよね。

川端はるか:曲が始まる前に高めて、初めて集中して、曲が終わったら切るっていう動作だから、なんかちょっと違うというか。

石倉未来:スイッチが入るタイミングが?

川端はるか:と、切るタイミングが。

石倉未来:ここに来た時点でスイッチは入ってたかも。

川端はるか:なるほどね。

石倉未来:だから、いつでもどうぞ、みたいな。それはあった。

川端はるか:私は、授業の時からいつもやってるやり方をここでも実践したって感じかな。

プロジェクトを振り返って

teena編集長:昨年の12月中頃からこのプロジェクトが始まったわけですが、すぐにドラマーが川田さんに代わるという事態になり……そんな中、川端さん、石倉さんはこのプロジェクトをやっていく上で気持ちの変化みたいなのはありましたか?

石倉未来:なんか、今のメンバー以前の記憶がない。

川端はるか:そうだね。君はないかもしれない(笑)。一番最初に私がこの企画のお話をもらった時は、バンドをやったことがほとんどないから、何をどうしたらいいかわからなかったけど、どうにかできるかなと思って、やらせてくださいって言って……。でも、反面それで焦ってた。楽しいプラスどんどんやっていかなきゃっていう焦りが、たぶん以前のドラムの子との差となって合わなくなっちゃったのかなって思います。布美香が入ってからは、なんかバンドの支えができたというか、想いが均一になった気がしました。この企画をやっていく中で、全員が一緒にジューって上がるわけじゃないけど、ちょっとずつ上がってっていう課程は踏めたので良かったかなと思います。

石倉未来:前より音楽に対しての考える入り口が広がって、なんか、もっとこうしたいああしたいっていうことが、技術的な面でも増えていったのは確かで、このメンバーじゃなきゃできてなかった正解というか、それはすごく感じました。

teena編集長:途中から入るっていう難しさもあったと思うんだけど、終わってみてどんな感じですか?

川田布美香:初めてこの企画で(SACHIKOさんに)会った時は、まだ1回とか2回しか合わせたことがないですっていう状態だったんですけど、だんだん良くなっていったのは、後ろで叩いててもわかりました。話してる内容とかもそうだし、成長してるなっていうのは客観的に見てありましたから、バンドとしても、成長してるんじゃないかなと思います。

teena編集長:SACHIKOさんと一緒にやったことで得たもの、気づいたことは何ですか?

川端はるか:バンドのやり方、みたいなところですね。これがいい、じゃあやってみよう、やってできなかったり、できたら採用するとか、そういう発想もなかったので。最初は、これこれこれってどんどん進めていってたので……でも、それを早く気づけた。この企画がなかったら、今から1年後くらいに気づいてたことかもしれないし、自分たちでそんなにすぐ気づけないものだったかなとは思います。バンドでやってるからこそメンバーそれぞれが出す音で会話するのも確かなんですけど、ちゃんと言葉で、それはそうじゃないとか、いやこれはこうとか、もっと話さなければいけないことがたくさんあるっていうことをすごい吸収しました。

石倉未来:はるかが言ったみたいに、バンドとしてのこととか、曲作りの方法とか、この企画がなかったら10年経っても気づかなかったことばっかだなーみたいなのがいっぱいあったんで、ここでできたこと、わかったことを持って、次のステップに行きたいっていう、そういう気持ちになってます。

川田布美香:私はいくつかバンドをやってたし、曲も作ったことがあったから、大変なのはわかってたし、でもやり方をスムーズに進める方法とかは、やっぱり言われないと気づかなかったし。それとは別に、SACHIKOさんがバタちゃんや未来ちゃんにに言ってたこととかもそうだし、それと私自身に言ってたことも確かにって思うことばっかりで。あとは、自分の思ってたこと、考えてたこととかで、不安だったことが間違ってなかったんだっていう、合ってるっていうのをちゃんと確認できたかなと思います。

teena編集長: ここまで8回やってきて、特に印象に残っている回だったり、セッション(レッスン)は何ですか?

川端はるか:私は歌が一番印象が強いかなと思います。学校で教えてもらってはいるんですけど、(SACHIKOさんには)リアリティがすごいあって、それが良かったなと思います。やってて、ああこうしたほうがうまくなるんだとか、リズムの付け方とか、気持ちの持って行き方とか、すごく印象に残ってます。

石倉未来:頭で考えるんじゃなくて身体と心で感じて、それを表現してから音楽になるっていうのをすごく学びました。なんかやっぱり違うなって自分でも弾いてて思うし、それは授業でも言われてたことではあるんですけど、やっぱり直に言われて、実際にやったらこんなに違うんだと思って、そこから音楽の楽しさ、演奏してノる楽しさを知りました。それが一番大きいです。

川田布美香:どの回っていうより、毎回毎回、回を重ねていくにつれて成長していく感じが目に見えてわかるようになったっていうのが、SACHIKOさんについてもらって一番印象が強いかな。ポイントとして何がっていうより、毎回毎回変わってるなっていうのをすごい感じて。あとはライブに来てもらって感想言ってもらったことも、やっぱり自分たちのライブって、出てる自分たちはわからないから、その意見とかもすごく為になったなと思います。

teena編集長: 自分以外のふたりについて、どう変わったと思いますか?

川端はるか:未来はなんかもうこのまんまなんですけど、思考が変わった。3分の2くらい思考の捉え方、物の捉え方とか、考え方とか。昔は、へぇーそうなんだって言いながらずっと立ってるみたいな感じだったんですけど、それが考えるようにはなったかなと。いろんなことに対して無関心な子が関心を持つようになった、みたいな感じ、イメージ的には。布美姉は、難しいな。もともと1年先輩で年も上だし、落ち着いてるし。だから、そういう人がドラムが加わって、支えがどーんと入って、その圧力っていうか、後ろいるから大丈夫だから、まあざっくり言うと、支えられ方が包み込む感じにはなったかなと思います。

石倉未来:バタヤンは、いろんなことを考えてた。考え過ぎてたのが、考え過ぎないようになった。まあ、成長する上でいいことだと思います。布美姉は、土台はしっかりしてても、最初の頃は心が完全に通じ合えてなかったんで、それが通じるようになって、包み込まれるみたいな感じは本当にありました(笑)。

川端はるか:わかるよ、わかるよね。

石倉未来:この手の中においで、みたいな(笑)。

川田布美香:そんなつもりはあんまりないけど(笑)。でも、なんだろうな、付き合いもまだ3ヵ月だし、わかりきれない部分も大きいけれど、頑張ってわかろうと思います(笑)。確かにバタちゃんはいっぱい吸収してるから、そのぶん情報量が増えて逆に迷いが出てる感じもあるけど、それはそれで考えることはすごく大切だし、いいことだと思うから。自分の中での選択肢が増えてるのはいいと思うし。未来ちゃんも自分の意見を言ったりとかもそうだし、あれやりたいとか持ってくる音とかも増えたと思う。単純に技術、テクニック面でもバタちゃんの歌とか声の出し方とかMCのしゃべり方とか声の出し方とかもそうだし、なんかライブで未来ちゃんが前に出て煽りに行くとか、そういう面でも変わったかなって思います。以前のことを知ってたわけじゃないけど、最初にもらった昔の映像が、(最初に)自分が合わせた感覚と比較して変わってったなっていうのはありますね。もっと頑張りましょう(笑)。

SACHIKO:その感じだろうね。包み込まれてるって。

川端はるか:私が見る限り、未来はすごい成長してると思う。

石倉未来:マジ? 良かった(笑)。

川田布美香:音作りに関しても、以前よりめちゃいいと思いますよ。××効果じゃないけど、(効果が)出た部分がたくさんあって、各段に良くなったなって思いました。竿(ギター、ベース)はエフェクターやアンプで音がすぐ変わるし、毎回スタジオで普通にリハする時でも、違うな、良くなったなっていうのはすぐに感じました。

teena編集長: SACHIKOさん、3ヵ月半やってきての総評をお願いします。

SACHIKO:総評(笑)。元々、この企画の大きいテーマは「気づき」だったわけだけど……楽器歴とバンド歴はイコールじゃないと思ってて。FLiPを結成した時の自分の感覚に立ち返って、19歳〜20歳の時の私はどう思ってたかなとかっていう感覚に戻りながら、みんなと接してた。それでも自分の中の物差しとみんなの物差しとの歩みとかを合わせるのが難しいなと思う時が自分の中にあって。

でも、それでも元々のテーマの「気づき」っていうのはブレずにいようっと思って、私も伝え方がヘタクソだったり、その都度周りの人からフォローしてもらってたことがすごいわかった。その中でちょっとみんなの心を揺さぶってみようかなとか、自分の中でもトライしてたからさ。わからないことを言われたらさ、苦しくなったりとか、わかっててできなかったことを言われて、わかってんのにどうして言われないといけないの?っていう悔しさとか、いろんな葛藤があると思うんだけど、それを初めて人に言われて次に飛躍できたりするもんだと、私は経験上思ってて。自分がすごいそうだったからね。

例えば、すごいいいリフができたと思って、そのテンポ感がバッチリと思って弾けてても、ドラマーに聴かせたら、「リズムが目茶苦茶だよ」みたいな事を言われて初めて気づいたり、理想と現実のギャップとかも人の意見に触れて自分の中で解決して、次のステップにいけるっていうことを毎回散りばめてたつもりだったから、節々に。

その中で、キャパ・オーバーさせてしまったなと思うことは申しわけないと思いつつ、でもそこで遠慮しててもさ、きっと良くないじゃん。だから、なるべく私のその時の誠心誠意をみんなに届けよう、ぶつけようだったりっていうのを、この限られた約3ヵ月の中でやれたかなっていうのは、手探りだったけど、ある。

この気づきだとか、自分の変化、メンバーの変化とか、悔しかったこと、そういうシンプルなことをこのバンドで、もっともっとディスカッションして、その上で音に落とし込んだりとか、次のステップへ次のステップへって、自分達の意志で成長して楽しんで、目指すところまで行けたらいいなって思いました。以上、総評でした(笑)。

私自身にも「気づき」はあったわけよ。これまでと違った角度で考えることが私自身も増えたから、「ありがとう」ってすごい思ってます。本当、ありがとうございました。

バンドは続けたもん勝ち

teena編集長:Phaenna Elebosとしては、このあと目標みたいなのはある?

川端はるか:目標……。

石倉未来:オーディションに出まくる。

川端はるか:とりあえず曲を作りたい。

石倉未来:まあまあ、それはね。

川端はるか:たぶん個々では、こうしたいああしたいっていう目標はあっても、まだそれを共有できてないというか。

石倉未来:一応決まってることをやる、みたいな。

川端はるか:そうね。とりあえず終わって目先のことだけでも1個1個やり遂げていこうかなと思ってます。

teena編集長:川端さんと石倉さんは、バンドでやりたいことは明確にありますか?

石倉未来:私とバタやんは、学校があと1年あるんで、オーディションにしろ、個人のプレイにしろ、ちょっとずつでも進歩していく、していかなきゃいけない、なんかできることをやりたいです。

川田布美香:私は学校卒業ですけど、(Phaenna Elebosでの活動に関しては)ふたりに任せてるので(笑)。ただ、合ってるか間違ってるかぐらい、YESかNOとかは言うようにするから、それで考えてくれたらいいし、意見がある時は言ってるし、今後もこんな感じで。

teena編集長: 今回の企画のエグゼクティブ・プロデューサーでもある小野寺副校長はここまで見てきていかがでしたか?

小野寺エグゼクティブ・プロデューサー:客観的に見てたんだよね。昨年末にPhaenna Elebos の1回目のライブを観て、そのあとSACHIKOさんに入ってもらって、音作り含めてちょっとやって、2回目のライブの演奏を観たら、全然違うじゃんって。グルーヴも出てきたし、面白くなるねって。バンドとして個人として、いろんな葛藤がある中で、やっぱり一番大事なテーマ「気づき」、その時々で気づくか気づかないかでバンドも個人も成長って変わってくると思うんだよね。個人が成長しないとバンドは絶対成長しない。その「気づき」っていうのをね、これからも貪欲に気づいていってもらいたいと思います。あと、バンドを長くやってると、いろんな人が介入してきて、混乱する場合があるんですよ。そこを自分の中でどうチョイスしていくかっていうのはすごく大事になってくる。みんな、客観的に見て言うから、全員、自分の言ってることは正しいって言うと思うんだけど(笑)。とにかく、いろんな意見を聞いて気づいてってもらいたいと思います。で、さらなる成長を期待してます。

teena編集長:SACHIKOさん、締めをお願いします。

SACHIKO:バンドは続けていったもん勝ちかなって、やっぱ思います。自分も去年、活動を休止して、それに至るまでもやっぱその10年間の中でも7年目の時に解散しようか活動休止しようかとかあったり、9年目の時にもあったり、スランプとかを体験して、もうダメかなって思ったけど、バンド・メンバーと話をして乗り越えてきたり。でも、10年目の節目ってことで、自分の環境や自分の気持ちとか、メンバーの気持ちとかを総合的に考えての最善の活動休止、っていう選択をして……。やっぱ続けていくのって、すごい体力がいるぶん、すごい生きがい・やりがいもあるなっていうのを活動休止してからすごい感じるわけ。だから、周りをみて羨ましいなって思ったことって、きっと自分がやりたいことだからさ、少しでも人と比較して羨ましいなって思わない人生を生きたいなと私は思ってます。私はこれでいい、みたいな。だから、みんなバンドを続けられる限りはずっと続けて欲しいなって思いました。

最終回を迎えて

約3ヵ月のセッションも今回で終わり。
途中いろんなことがありましたけど、
たくさんの「気づき」の中、個人としてもPhaenna Elebosとしても、
とても成長したなと実感しています。

バンドって難しい!けど、楽しい!

というわけで、読者の皆様におかれましては、長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。

Phaenna Elebos、
そして新たなプロジェクト、MAISON “SEEK”が始動したSACHIKOさんの
今後の動向に注目してください!

TRIAL SESSION By SACHIKO vol.9

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『TRIAL SESSION By SACHIKO』番外編として、
当日の彼女たちのライブの模様やインタビューを後日掲載予定!

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