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TRIAL SESSION By SACHIKO vol.3 セッション1 〜音作り〜

第3回目は、1月7日に行なわれたスタジオでの音作りセッションの模様をお届けします!
2回のミーティングを経て、ついにPhaenna Elebos とSACHIKOさんのスタジオでの
初セッションとなった今回のテーマは、ずばり「音作り」。
スタジオでも、両者はうまく噛み合ったのか?

ノリはライブを想定して想定することって大事だから

川端はるか(g,vo):ちょっと緊張する……。

SACHIKO:他のバンドのスタジオ練習を観る機会なんてないからね。

川端はるか:ないですよね。なんか変な気がします。

石倉未来(b,cho):観られてるって……。

SACHIKO:私、空気になってるから、しゃべる時以外(笑)。

川田布美香(d):始めていいんですか?

SACHIKO:もちろん。ウォーミングアップしてもいいし、曲やってもいいし。来週のオーディションでやる曲は聴きたいな。曲名は?

石倉未来:「Overdrive」です。

SACHIKO:では、ウォーミングアップ代わりに「Overdrive」よろしくお願いします(笑)。

(演奏)

SACHIKO:みんながやりたい方向性はわかるから、音を少しいじりたいな。ドラムは生ものだから、そこを基準ということで、どっちからやろうかな?

川端はるか:ベースからお願いします(笑)。

(ベース、試奏)

SACHIKO:真ん中が好みなの?

石倉未来:こういうミッドが強い丸い音が好き。Ampeg(B5R)だと正直(「STYLE」の)3番が気持ち良くて、いつも3番で弾いてます。

SACHIKO:3番のどういうところが好き? なんか1番って、スラップで使いやすそうなパキパキした音じゃん。それとは真逆な立ち上がりが遅いというか、レスポンスが少し遅い感じが好き?

石倉未来:(3番が)なんか一番しっくりくるんですよ。バランスも音質も。

SACHIKO:自分がカッコいいなって思うベースの音って、ギターの帯域より下だけ出せばいいわけでもなくて。ギターの出してるミッドとハイの帯域をつなぐ……ベースの帯域の中でもハイがないとギターと繋がらないと思ってて。ちょっとパキって感じの音というか輪郭、ちょっとそういうのが出てたほうがベース・ラインが浮き立つから。エフェクターは何かけてるんだっけ?

石倉未来:サンズアンプ。常にかけてます。

川端はるか:クリーンのほうがいい音してると思うんですけどね。(SACHIKO音作り後)

SACHIKO:確かにサンズの音色合いそう!この曲って短いし、グルーブ感が全体的にフラットじゃん。だから、サビでとかインターとか、ここぞってところで踏むようにしてみたら?

石倉未来:アンプはこのままでいいということですか?私、ベース・アンプ、あまりわからなくて。

SACHIKO

SACHIKO:ハコによって低音の響きとか音の回り方も変わるけど、基本は、楽器の中で一番低い音がきちんと出ること。なおかつ、ハイやミッドの部分を削りすぎないこと。そのバランスの取り方は、アンプの全EQをフラットに合わせてから調整するとやりやすいよ。覚えておくといいよ。基本アンプって、ボリューム上げたほうがいい音出るから。ハコの規模によってはそんなに音量出せない場所もあるけどね。 マスターの音量をアンプスピーカーがちゃんと鳴ってるなって聴いてて分かるくらいまで出してあげて、ハコとか環境に合わせてボリュームを上げて、EQはフラット、歪みは後から足していく。歪みって、ゲインとかあるアンプもあったりするじゃん。EQをフラットに合わせてから、「ロー欲しいな」とか「ミッド下げよう」とか「ハイ上げよう」って微調整すると作りやすいよ。

川端はるか:私、ハイってあまり出さないですね。

SACHIKO:あんまり出したくない?

川端はるか:なんか歌えなくなっちゃいます。キンキンしてて耳が痛くて。少しは出しますけど、あんまりにも出し過ぎると、やっぱり声が抜けないんで。

SACHIKO:でも、ハイを出さないと、ギターの音が抜けなくなるから、可能な範囲で出したほうがいいよ。

(演奏)

SACHIKO:さっきよりベースの音量下げてるんだけど、聴きやすくなった?

川端はるか:聴きやすくなった。

SACHIKO:ベースのEQを変えてギターの帯域と分かれたわけ。二人の場合、ベースの音作りは、なるべくスーパ―・ローだったり、ローのつまみを上げた上で、ミッド+ハイをちょっとずつ上げてみるっていう音作りを心がけて、なるべくキックのアタックに寄り添う感じ。そして、ギターのハイの伸び具合いは大切で、音を作りながら歌ってみて、声と被るかなと思ったらハイとかミッドを下げていけばいいよ!これで曲をやってみて、さらに調節していくね。

川端はるか(vo, g)

(演奏)

SACHIKO:カッコ良くなった!

川端はるか:もうちょっと上げていいですか?

SACHIKO:音量を?

川端はるか:音量を。微妙? ここ、あれかな? 跳ね返りが……。

SACHIKO:テンション上がんないって感じ?

川端はるか:ざっくりとそんな感じ。

SACHIKO:試しにさ、アンプを少し後ろに下げてみて?

石倉未来:こっちのほうがいい。

川端はるか:これのほうがいいですね。

SACHIKO:距離は大切。いろいろ試してみたほうがいいよ!

(演奏)

石倉未来:ベース、もうちょい自分のところに向けたいんですけど。

SACHIKO:うん。それか、音量上げてもいいよ。先に音量上げようっていう考えよりも、他にも演奏しやすい環境を作る方法を試した上で音量を上げるのはいいと思ってる。あと、アンプの傾きとかもあるし、距離とかも調整した中で、やっぱり足りないと思ったら上げたほうがいいね。……曲自体とてもノリとかグルーブが生まれそうな構成だったりコードの進行だったりの部分をもっとブーストしたいから、演奏中のノリはライブを想定してね。想定、イメージすることって大事!ちょっとスタジオの中暗くしてもいいよ。

川端はるか:蛍光灯、切ったほうがいいですね。

SACHIKO:まだ身体に入ってないかもだけど、ちょっとミスってもいいから、ライブだ!っていう気持ちでやってみてよ。

石倉未来:ピアノの発表会みたい。

SACHIKO:気合い入れしてもいいよ。自由に動いていいし、声も大きく張っていいし。ちゃんとお客さんいるからね(笑)。観られてるって意識、大事だからね。みんなの正面にいるね(笑)。

全員:うわー(笑)。

(演奏)

SACHIKO:いいね。合わせよう!っていう気持ちとか、ノリを出そう!って常に意識してると、バンドのグルーブが自然に出るようになるから。

音出して楽しいっていう無邪気な部分が、すごい いい音を出す

川端はるか:真剣になっちゃうね。

SACHIKO:合わせる時は真剣でいいんだよ。まず身体をさ、、、、みんなでやろう!(笑)。ギターとベースは身体だけを動かして、アテブリでもいいから。

石倉未来(b, cho)

石倉未来:これでいいですか?

SACHIKO:曲のビート感を身体で覚えて、次に音を出したいのね。それが体に入ってることが大事で、実際わかってて動かないって人と、それがわからなくて棒立ちの人とは出せる音が違うから。だから、動かなくても最終的にはいいんだけど、身体に入れることが大事。

全員:難しいな。恥ずかしい。

SACHIKO:大丈夫、大丈夫!

川端はるか:なんで全員同じことをやらなければいけない、みたいな。

SACHIKO:私は間違ってないと思うから、楽しんでノればいい。ノリに行くんじゃなくて、そこで音が鳴ってたら踊りたくなるじゃん? なんか歓声が上がってたら、一緒にワーってやりたくなるじゃん。そういう気持ちの高ぶりを音にそのまま出せば良くて。そうじゃない?

川端はるか:……はい。

全員:(笑)。

川端はるか:わかんない……。でも、私、静かにライブ観てるほうなんです。

石倉未来:ウチも。

川端はるか:好きなアーティストでも、けっこう真剣に観ちゃう。……だから、違うこと想像すればいいんだよ。映画観てるって、頭で想像すればいいんだよ。自分が興奮するシーンを想像するとか、頑張れよ(笑)。

石倉未来:興奮するシーン?

川端はるか:そう。

SACHIKO:ディズニーランド行って楽しいとか。

川端はるか:ジェットコースターに乗ってる時は楽しい。

SACHIKO:ジェットコースター乗ってる時のあの感じで。

川端はるか:自分が乗ってるって、頭の中で思いながら弾けば大丈夫。

SACHIKO:布美香ちゃんは大丈夫? 意味伝わってるかな?

川田布美香:わかります。

川田布美香(d)

川端はるか:布美香さんって、叩いてる時、パーンって感じで超カッコいいんですよ。

川田布美香:でも、まだ身体に染み込んでないので。

SACHIKO:ちょっと格好悪いって思うかもしれないけれど、これってむっちゃカッコいいことだから、本当に。これができる人が、最終的にカッコいい音出してるから。KenKenなんて観てみてよ。踊りながら弾いててめっちゃグルービーじゃん。レッチリのフリーだってそうじゃん。独特な動きでリズム取ってるんだよ。きっと。フリーとかは高揚している感じを出してるけど、自分の出し方でもちろん良くて。音出して楽しい!っていうブッとんだ感覚が、すごいいい音を出すの。最終的に、そういう音を出してる人のライブは楽しいな。そういうものだと思うから、もっと無邪気になっちゃっていいよ!

全員:はい。

(演奏)

SACHIKO:さっきよりドライブしてるの、身体で感じる? 音が回ってるなって、ぐるぐるしてるなって。

石倉未来:そこまで余裕がない(笑)。

SACHIKO:一番最初に音出した時よりもベースが際立って聴こえるよ。ベースは、ドラムやギターでは出せないリズムのグルーブを生む役割だから、すごい重要なんだよね。身体に染み込んだら、身体が勝手に動くから。「Overdrive」は、裏拍が大切だったり、曲中止めるところは止める、メリハリ出すっていうのをあらためて意識して、1曲通して弾いてほしい。ギターも今は、サラっと弾いてるけど、ベースと一緒でアップダウンの強弱をもっと大切に弾いてみてほしい。「Overdrive」のようなストレートな曲でそれができてないと曲を殺しちゃうから、そういうダイナミックさを身体で感じながら出すのが、きっとこのバンドの良さなんだと思う。じゃあ、アタマからサビまでやってみようか。

(演奏)

SACHIKO:いい!さっきより全体が合ってる。なんか自然に、「この曲ってこういうノリだよね」っていうのをみんなが共有出来てきたじゃん。この企画も3回目だから慣れてきたのもあると思うんだけど。とにかく普段から曲ごとに、「この曲ってどういうノリかな」っていうそれぞれの感じ方を擦り合わせて、キメとか、タイム感、全員が入る時のシンコぺ具合いとか、パシッ!と合うようになってくるから、今後やるといいと思う。FLiPでもそうだったし。リズムの取り方とかノリ方の共有を普段から遊びながらやってると、楽器持った時に、「このバンド、ヤバい」って思わせちゃえる演奏が出来るから。バンドのカッコいいノリ方を考えて体現することは、ライブパフォーマンスとイコールになるということはわかっておいたほうがいいと思うよ。

SACHIKO:布美香ちゃんは、ここまでやってきてどう?

川田布美香:昨年末に一緒にやることになって、正月休みに1回自分で個人練習で2時間くらい入った時にまとめて練習して、昨日初めて合わせて……なので、今日で3回目なんです。

SACHIKO:すごい頼もしいよ、その回数で。

川端はるか:すごい。昨日やった時も良かったよね。難しい部分も1発で合ったから、ちょっとヤバいなって(笑)。

川田布美香:こそ練してきました(笑)。

SACHIKO:このままライブに向けて練習してたら、もっと合いそうだもんね。

川田布美香:早く馴染めば他を見る余裕も出るし、そうなれば、ふたりのことも考えられるんで、ノリやすいじゃないですか? だから、早く迷わないように、考えないようにできるようになれば、良くなるのかなって。

SACHIKO:いい人(笑)。良かったね。幸先いいと思うよ。

石倉未来:普段もいろいろ教えてくれて。

SACHIKO:本当? 年上がひとりいたほうがいいんじゃない、ふたり?

川端はるか:ちょっとね、ワガママ言ってもね。

川田布美香:でも、ひとつしか変わらないし。

SACHIKO:いや、1年の差も大きいよ。普通にいいと思う。音もなんかさ、カッコいい音だよね。……今日の機材では、ある程度出したい音が出せたと思うんだけど、ハコや環境が変わっても、自分のいい音って持っていきたいじゃん。

川端はるか:(ローランドの)JCって個体差ないけど、音の広がりで個体差が出ているように感じる。

石倉未来:私はマーシャルが好き。

SACHIKO:マーシャルは、なんか艶っぽいんだよね。サステイン気持ちよくない?

川端はるか:マーシャルはマーシャルで好きなんですけど、なんていうんだろう……。

SACHIKO:好きな音にたどりつく気配がないな、みたいな感じ? マーシャルは、基本フルテンにしていいんだよね。フルテンにして、調整する。マーシャルは基本、私はそうしてた。

川端はるか:なんかハイが強くても……なんだろう、ビートルズみたいな昔の音、ファズまではいかないけど、潰れたような……。

SACHIKO:ジャキジャキって感じ? きっとVOXの音じゃない?。そういう音が好き?

川端はるか:うーん、それだったら歌いやすい。だからなんだろう。テレキャスとかだったら本当にパキっと鳴るじゃないですか? それはたぶん無理。

SACHIKO:マーシャルだと、ベース、ハイ、トレブル、プレゼンス、ミッド、最終的に自分はミッドをいじるんだけど、1度つまみを0に下げてから、また少しずつ上げていってバランスのいい具合を探す。そうすると、すごくやりやすいよ。

(休憩)

ナルシストでいい  カッコいいでしょう、みたいな

SACHIKO:ばたちゃんのボーカル、ギターとしてのスタンスってどういう感じ? 佇まいとかライブ中の自分がなりたい自分とか。

川端はるか:なんか、気……。

SACHIKO:気?

川端はるか:気が強いの「気」。気で立ってます、いつも。理想と現実? 理想でいいですか?

SACHIKO:うん、こうありたいとか。

川端はるか:ヘイルストーム……ああいう感じ。

SACHIKO:YouTubeで観たよ!

川端はるか:尊敬している先生に、「近づけるし、なれるけど、身体の図体だけは無理だから、そこの埋め方次第だ」って言われて。でも、普通に立ってる場合と、ステージでは、また違いますよね。SACHIKOさんも、もっとでっかい人だと思ってました。

石倉未来:私も、もっと身長ある人だと思ってました。

SACHIKO:結構みんなに言われる。でも、157cmしかない。

川端はるか:だからなんだろう。ステージ観た時に、意外と小っちゃいみたいなとかあるじゃないですか? それはなくせないから……自分はこれしかないから。

SACHIKO:この前言ってたやつか、大きく見られたいって。

川端はるか:そう。大きく見られたい。どうしたら……そういう感じです。

SACHIKO:私、ライブの時って、「私を観ろ!」っていう気持ちでいるんだよね。その気持ちでどれだけ自分がステージに立ってられるか。耐えられるかっていう精神力なんだよね。

川端はるか:そこですよね。

SACHIKO:うん。で、そこはナルシストでいいんだよね。カッコいいでしょう!みたいな。ていうか、自分のバンドが一番カッコいい!、みたいな。それでいいんだよね、クソ生意気な気持ちがあって。あと、ステージ上を移動する時に余裕持ちながらゆっくり歩くと、大きく見えるんだよね。

川端はるか:へぇ。

SACHIKO:モデルさんはみんな身長がある人が多いんだけど、ランウェイで歩く姿はすごく綺麗で、姿勢が良くて更に大きく見えるじゃん? ちょこまか動いてると華奢な女の子みたいだけど、余裕を持って歩くだけで、すごく大きくみえるわけ。こういう小さい意識が大事。

川端はるか:なるほど。

SACHIKO:そう。曲中で「ワン・ツー!」って言うじゃん。「ワン・ツー」を大きな声で言うと、存在感もすごく大きく見えるんだよね。そういう自分の持ってる身体で表現できる最大限の動きをしてあげると大きく見える。

川端はるか:「ワン・ツー」のところ、マイクで言おうか素で言おうか迷ってて、今はとりあえずマイクで言ってるんですけど。

SACHIKO:でも、オフの方がカッコいい気がする。

川端はるか:そっちのほうが、動けるし、歌わないからもうそこから。そこのためだけにマイクに行ってる。

SACHIKO:ここの「ワン・ツー」はなんのための「ワン・ツー」なの? 誰に向けた「ワン・ツー」だったの?

川端はるか:どちらかというと、こっち(バンド)。

SACHIKO:だったらオフにして、ちゃんとメンバーを見て「ワン・ツー」って言うと、もっとカッコ良くなる。ステージ上に鳴り響く声量で言う。そしたら、自然にマイクにも声が入ってたりするから。しかも、言う瞬間は音ないじゃん。だから、なおさらステージから客席に漏れるんだよね。だから、そこはオフをお薦めするわ。そういうところ、もうちょっとあったよね? 冒頭でバンド名言って、あと曲名の「Overdrive」って言ったりするポイントあるじゃん?

川端はるか:はい。

SACHIKO:あそこ、正直この前のライブの時に聞き取れなかったわけ。早口だと思うんだよね。あそこの尺の長さはあれでいいんだけど、もうちょっと言葉を大事に言うだけで、聞き取りやすくなる。

基準は常に自分自分がいかに歌いやすいか

川端はるか:最近やっと自分の声が聞きとれるようになってきて……。

SACHIKO:どういうことだ?

川端はるか:スピーカーから。なんて言えばいいんだろう、冷静になれてきたって言ったらいいのかな。わかりますか? だんだん自分の声がはっきり聞こえるようになってきて。昨日(のライブで)思ったのが、滑舌の悪さと早口、あと気になったのが鼻にかかってるんですね、しゃべってる時とかでも。

SACHIKO:でも、思ってるほどじゃないよ。

川端はるか:本当ですか? なんか籠って聞こえるから、はっきり聞こえない理由かな何かなって思って、昨日はお腹の使い方をけっこう変えてて。そうしたら、よくわからなくなっちゃった。

SACHIKO:音量も問題ないから。キーはどう?

川端はるか:自分がどの帯域で出てるのか、あんまり理解していない。

SACHIKO:探ってる途中なのね。でも、聴いてる限り大丈夫だから、どうしようかな。私がなるべく歌いやすい環境を作るためにやってたのが、まず立ち位置。マイクの位置を1度無視して、ギター持った姿勢で一番楽な姿勢でマイクの前に立ってから、次にマイクの位置を口に近づける。体に無駄な力が入っていない状態。

川端はるか:肩が撫で肩なので、ギターが落ちるんですよ。だからたぶんこう張っちゃって、いつも力が入ってるのかな。

SACHIKO:身体の作りときたか(笑)。

川端はるか:ていうのがすごくある。だから、なんかたまに、デレ〜っとする時があったりして、ガーってやってる時に直す、みたいな。

SACHIKO:ギターは地面と平行じゃなくて斜めに持ってるよね?

川端はるか:いつも斜めですね。斜めになってます。

SACHIKO:斜めで全然いい。なるべく今の状況で、落ちにくい角度で肩の力の入らない立ち位置というか立ち方。要はリラックスしたいわけ。基準は常に自分。自分がいかに歌いやすいか、だから。だから自分が立ちやすい、歌いやすい角度、立ち姿になったらマイクを持ってきて、マイクを自分に合わせてあげる。それを次やってみて。

自分が一番楽しむんだって思ってやると、もっと輝くよ、ステージ上で

川田布美香:コンテストのいい予行演習になってるね。

SACHIKO:布美香ちゃん、楽しそう。

石倉未来:楽しいですね。すごい良くなりましたよね?

teena編集長:良くなった。でも、もっと楽しそうにやってもいいと思う。

川端はるか:ありがとうございます。はい。緊張と、頭の中のやることリストがすごい。でも、楽しいです。

SACHIKO:観てても楽しいよ。自分たちが楽しいと思ってる時って、お客さんも楽しいから。イコールだからさ。あと、「自分がこの空間で一番楽しむんだ」って思ってやると、もっと輝くよ、ステージ上で。本当にまだちょっと笑顔が足りない。

川端はるか:固さがある。

SACHIKO:ライブの時に常に前に出る必要はないけど、お客さんの目を見るようにする。そうするとさ、存在がキラっとする。

teena編集長:もっとドヤ顔してもいいと思う。

全員:ドヤ顔してもいいですか(笑)。

SACHIKO:そう。睨んだりしてもいいんだよ。(笑) 輝いてるもんにみんな惹かれるじゃん。ダイアモンド、みんな好きじゃん。キラキラ光ってるの好きじゃん。楽しんでる人が輝くから。うん、間違いない。

(演奏)

SACHIKO:イケる!って気持ちを持ってる人が、きっと観る人の心に残る。大丈夫、強気でいったほうがいい。

川端はるか:はい。

SACHIKO:(コンテストで)もし形のあるものが取れなくても、誰かの記憶とか、あのバンド良かったなって思ってもらうことが一番大事だから。3ヵ月後、1年後が気になるって思わさせることがさ、次に繋がっていくことだからさ。だって、バンド始めてまだ数ヵ月じゃん。そう思わせ続けて(事務所やレコード会社と)契約だよ(笑)。

全員:(笑)。

SACHIKO:でも本当にそう。育成から始めてみようかなとか、可能性があると思わせることが大事、今は特に。

スタジオでの初セッション(音作り)を終えて

無事、新しいドラマーを迎えてのPhaenna Elebos とSACHIKOさんの初セッション(音作り)、いかがでしたか?
今回も、特にバンドを始めて間もない人にとっては、貴重なアドバイスになったのではと思います。

彼女たち、元々いい音か悪い音かがわかるタイプのようで、SACHIKOさんもセッションしやすかったようです。

とは言え、SACHIKOさんから直々にアドバイスを、しかもたくさんのアドバイスを受けたことで、少しパニック気味だったPhaenna Elebos。
今後練習を重ねていくことによって、うまく消化してくれることと思います。

というわけで、次回のセッション、「アレンジ」の予定。

お楽しみに!

TRIAL SESSION By SACHIKO vol.3

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