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TRIAL SESSION By SACHIKO vol.2 2回目のミーティング 〜ライブの検証と今後の展開〜

第2回目は、12月23日に行なわれたミーティングの模様をお届けします!
このミーティングは、当日開催されたPhaenna Elebosの(対バン)ライブ後に行なわれたもので、ライブの検証をすることで課題点を見つけつつ、今後の展開をどうするかを決める、大事な機会となるもの。
果たして、どういう話になるのでしょうか?

音作りが、今回の企画で自分が一番やりたいこと

teena編集長:今日のライブはどうでしたか?

川端はるか:失敗してもいいから、とりあえず全力でやろうということで、やりました。

teena編集長:リハーサルは何回くらいやったんですか?

川端はるか:2回。本当は1回だったんですけど、ライブ前日にぶっこんでやりました(笑)。

teena編集長:どのくらいのペースで練習してるんですか?

川端はるか:週1ですね。で、ライブ前になると焦ってきて、(ライブ前は)週2回とか。

teena編集長:1回の練習時間は?

川端はるか:2時間か3時間ですね。

teena編集長:SACHIKOさん、今回のライブを観ての感想は?

SACHIKO:結成して3〜4ヵ月で、ライブやるのが2回目っていうことを考えるとすごいと思う。

teena編集長:2回目にしては、まとまってますよね。

SACHIKO:うん。個人リハも大事なんだけど、バンド・リハを倍やってたら、もっと良かったかなと。リハの時間と内容、どれくらい集中できたかは、けっこうライブとイコールだったりするから。とりあえずキメとか16分の合わせるタイミングだとかっていうところをもっと詰めれたら、次もっといいライブできそうだなと、今日観てて思った。

SACHIKO

川端はるか:そう、まだ組み立てなんで、やっぱり走ったりするじゃないですか? 緊張してるし。合わなかったりは多少あるけど、最初と最後だけは絶対キメようっていって。

SACHIKO:最後は重要だよね(笑)。 

川端はるか:そう。あとは楽しんで。いやー課題ですね。本当はリズムをもっとやらないといけないんですけど。

SACHIKO:でも、ライブやると課題が見えるからいいよね。

teena編集長:今日見えた課題はなんですか?

川端はるか:見えたものはいっぱいあるけどな……。とりあえず合わせるっていったらおかしいですけど、もっとまとまってできることがあると思うんで、徹底的にやりたいなと思いました。

石倉未来(Bass): 2回しかやってないですけど、ライブやるために、もうちょい細かいところとかキメの部分をもっとできるようになりたいと思いました。あと、気持ち的にも今日はめっちゃアガってたんですけど、もっとできるんじゃないかっていうのがわかりました。

teena編集長:今回の企画に関して、川端さん個人ではなく、バンドで臨みたいってことなんですが、その話をメンバーにした時はどうでしたか?

川端はるか:ビックリしてて、咀嚼に時間がかかって飲み込むのがちょっとって感じでした。私自身もそうなんですけど。

SACHIKO:前回から今回まで2週間ほど経過しているわけだけど、その間に思ったことはある? このチームで何か大きなことをやろうとかでもいいし、ちっちゃいこと、実践的なことでもいいんだけど。

石倉未来:3ピースなんで、音のセッティングですね。リハでもちょいちょいギターやベースの音が埋もれてる、本番もちょっと埋まり気味だったなっていうのがあって。そこは、本番でビシッとキメれるようになりたい。

SACHIKO:音作りね。私も今日のライブを観て、音作りをもっと協力したいなと思った。

川端はるか:なんか、リハの時からアンプが調子悪かったのかな?

石倉未来:最初はいいのに途中悪くなって、また良くなるみたいな。セッティング変えると、いきなり音が小さくなったり。

川端はるか:セッティングして(個人で)音を出した時はいいんですど、バンドとして音出した瞬間にキューンって音が小さくなって。でも、全開なんですよ。あれっ?みたいな感じになって。いつもと同じセッティングなんですけどね。

SACHIKO:バンドの時は、セッションで作ったり……どんな形でもいいんだけど、曲を作っている時から、私は音作りを基本意識するタイプの人間で。オリジナル曲の最終的なアンサンブルだったりを、ギター×ベース×ドラムの単純な組み合わせを積み上げていく中で、音の質感とかもイメージしながら作るわけ。Phaenna Elebosの場合、とりあえず音階のある弦物の個々が持ってるサウンド・イメージがあるんだったら、今ある機材も含めて3人の音をひとつの塊にできる気がしたから、(音作りを)やってみたいよね。もっと塊になりたいじゃん。今はまだ点、点、点、だから、例えばレッド・ホット・チリ・ペッパーズは聴く?

全員:聴きます。

SACHIKO:レッチリも楽器ということではベース、ドラム、ギターで、Phaenna Elebosと一緒じゃん。だけど、音数の条件は一緒だけど、塊になってるというか。技術の点は置いておいて、そうなりたいじゃん。これからの3ヵ月で、イメージだけでも近づけたらカッコ良くなるなと思う。

全員:はい。

SACHIKO:音作りが、今回の企画で自分が一番やりたいことでもあったんだけどね。

本番をストレス・フリーでできる環境作りを日頃から意識する

川端はるか:音作りもそうなんですけど、バンドの音量バランスとかってどんな感じになってるのかなって。大丈夫ですかね?

SACHIKO:中音聴かないと、なんとも言えないんだよね。外と中って別じゃん。だから、今度リハ一緒に入ってみたりして、その時にみんなの普段やってるものを見せてもらって、思うことがあったら言ったりとか試したりしたほうがいいかなと。基本、私がバンドをやってて気をつけてたのは、ドラムって生ものじゃん。なんかその音量下げてよとかじゃないじゃん。ニュアンスで強弱あったとしても基本ある程度叩かないと音鳴らなかったりするから、ドラムをまず基準にして、そこから、空間でのアンプの置く位置とか角度とかボリュームとか決めていくんだよね。だから、ボリュームとかは中音はドラムが基準になってる。一概に言えないかもしれないし、私の思うフォーマット、ベーシックっていうのも、気になることがあったらその時々でもいいから、言ってくれたら考えるし、経験上で言えることがあったらすぐに言うね。で、実際どうなの?

川端はるか

川端はるか:とりあえずドラムをセッティングして、ドラムに合わせて音を作ってます。で、ライブの時は、私は客席に行って、とりあえず聴いて、大丈夫かどうか確認してやってるけど……今日はちょっとなんかね。でも、もうちょっと私のアンプの角度がもう少し斜めのほうが良かったのかなって。まっすぐ向いてたんで。

SACHIKO:斜めっていうのは自分のほうに向けたかったっていうこと?

川端はるか:そうですね。

SACHIKO:このキャパだったら、中音返してもらわなくていいよ。てか、そのほうがいい、歌だけ。返しのギターとか、ベースとか、ドラムとかはいらない。

川端はるか:ギターのアンプが若干ドラム寄りに置かれているライブ・ハウスって多いですよね?

SACHIKO:でも、言えば動かせるよ。

山本英美先生:動かせるでしょ。歌いながらエレキ弾くのって、アンプとの距離感が大事だよ。

SACHIKO:そう、大事。

山本英美先生:角度もそうだけど、距離が1メートル縮まるとね、聴こえ方が全然変わるから。ひょっとして聴こえづらかったのは、距離が遠かったのかもしれないよ。

SACHIKO:私だったら、アンプとの距離を一旦寄せて仮決めして、3人で合わせながら、寄せたり角度変えたり微調整すると効率がいい。とにかく、やっていかないとわからないから。あと、マーシャルは距離が近すぎると音が聞こえない。遠すぎても聞こえない。

SACHIKO:マーシャルのヘッドは何?

川端はるか:JCM2000ですね。でも、私が本当に使いたいのはマーシャルじゃなくて……。

SACHIKO:何?

川端はるか:メサ・ブギー使いたいんですよ。

SACHIKO:ごっついのが好きなんだね。

川端はるか:はい。あと、立ち位置なんですけど、私とみらいを逆にしたいなっていう。

SACHIKO:試してみたらいいよ。FLiPも変えてた時期がある。一時期、下手にギターがいたこともあって。最終的には、スタンダードに上手にギターに戻ったけど。

石倉未来:1回やってみるか。

SACHIKO:うん。いろいろ試したらいい。

川端はるか:まだライブは2回しかやったことないし、ライブハウスのスタッフさんにそういうこと言ってもいいか、わからない。申しわけないかなと、動かすのが。

SACHIKO:いや、そんなことはないよ。

川端はるか:まだね。卵ですいません。

SACHIKO:次からはバシバシ、失礼のないように。失礼なことは言っちゃいけないけど、ありがとうございますっていう感謝の気持ちを持ちながら、わがままになったほうがいい、本当に。ハットとかも「ここの位置、変えられますか? マイキングも当たるので、変えていいですか?」とか。 本当にそんな感じだよ、みんな。自分のマイクの角度まで調整するから。

川端はるか:それは自分でやってますし、「やらないでください」っていつも言ってます。「ここでいいですか?」って言われるのがすごい嫌で。

SACHIKO:リハで角度とか高さとかの微調整……日頃の練習とライブのリハ、本番をストレス・フリーでできる環境作りっていうのを日頃から意識してると、「エフェクター・ボードの位置をもう少し下に振ったほうがよかったな」みたいなこともわかってきて、どんどんクオリティが上がっていくから。3ヵ月しかないから、すぐに実践できること。技術ってさ、みんな練習するしかないから。3ヵ月後に速弾きが超絶になってるとかが課題って言われてもね。そういうのじゃないから。具体的に改善したいところとかを箇条書きでいいから上げていって、この3ヵ月間にクリアというか、意思疎通し合って、解決していこう。

ライブの映像を撮って、ライブ後に客観的に観る

川端はるか:パフォーマンスも、もうちょっと……。パフォーマンスも含め変えたいっていうのがあって。立ってるのがふたりしかいないんで、ドラムも見えるし、いかにでっかく見えるか。自分たちを大きく見せたい。

SACHIKO:オーラを放て(笑)。物理的には無理でも、私はシンプルだと思ってて。お前たちとは違うんだよっていう気持ち。そういう気持ち。なんか尖ってる部分をもっと全面的に出してもいいというか。なめんなよ!じゃないけど(笑)。

川端はるか:いやな意味じゃなくて。

SACHIKO:そうそうそう、そういうネガティブなことじゃなくてね。ライブを重ねていって、リハを重ねていって、どんどん鍛えられていく。だから、精神面に向き合うというか、もっとカッコいい自分でステージに立ちたいと思うだけでも、人ってカッコ良くなるんだよね。気持ちをすごいマッチョにするの(笑)。 そうすると本当にカッコ良くなっていくから、気持ちひとつで。

川端はるか:セクションの変わり目とかをもっとみんな一体感あるように、バーンって鳴る感じの勢いをつけていきたいです。やっててヌルっていう感じの時がちょこちょこあって、どうしたらいんだろうって。

石倉未来

石倉未来:ネタも少ないし、自分の。

川端はるか:引き出し的な?

石倉未来:うん。

川端はるか:曲の見せ方。イントロ、つなぎ、始め方、終わり方。

石倉未来:ネタも少ないし、曲も一瞬静かになったり、一瞬ガッとなるだけのそこの息が合うところ、なんていうの?

山本英美先生:練習の時ってそのヌルっとしちゃうところを集中して練習したりするの?練習の仕方ってすごい大事だと思ってるんだけど。よく学生たちの練習を観てると、頭からケツまでスーっとやってるんですよ。でも、絶対ミスる場所とか出てくるじゃない? また頭からやるんだよね。ここだけはってところがあったら、まずはそこだけを練習して、次に流れでやってみて、そこがうまく出せるかどうかの確認。その次は、前後を交えての練習とかね。時間を有効に使わないと。5分の曲だと、30分で6回しかできないし、回数の割に疲れるじゃない。みんなの中で、今日はここをやってみようっていうのが、スタジオの扉を開ける前にその意志の疎通ができてれば、やることが見えてるじゃん。セッティングしてエフェクターつないで、何からやる?とりあえず、頭からやってみようかって、それはすごい無駄なんだよ。……て言うのが、みんなのヌルっとしたところを解消していく方法のひとつ。

川端はるか:止めて、「ここやろう」って、たぶん回数は少ないよね。流してる部分が、ちょいちょいあるよね。合わせるっていう練習は、ライブ前しかやってないです。基本、リハしかやらないから。

山本英美先生:結成して間もないから仕方ないと思うんだけど、目的が違うというか……。本番終わったその日、熱が冷めやらないうちにスタジオ入るとよくわかるというか、そういう時に動画を回してみて、本番やったやつをスタジオで再現みたいな。そういうのってすごい練習になるらしいよ。身体がまだ覚えているから、理屈でわかっていても、でもそういうのも練習する時の重要な部分。動画を回して、それをみんなで観てみる。それって、無駄な時間じゃないんだよね。観ることが練習になってるからね。自分の歌や楽器の音を聴いてることが、もう耳で練習してることになってるから。じゃあ次にこうしようって時に、意識が変わってる。そんな風に効率良くやっていけば、同じ反省点が毎回出てくるようなことはなくなるよ。

SACHIKO:今日は映像とってたけど、普段は?

川端はるか:いつも撮ってます。と言うか、来てもらってる人に。すいません、お願いしますって。

SACHIKO:スマホを壁や手すりに引っ掛けたりとか、邪魔にならないところに三脚で固定したりとか、最悪スペースがなかったらステージ横とかで撮って、それを毎回ライブ後に3人でみるのは効果的。先生の話で言えば、毎回ライブ後にスタジオに入られたら効果的だと思うけど、毎回そうもいかないだろうから、その時は映像を観るのは必須、みたいな。それは、どのプロのミュージシャンでもやってる。ドームやる人もね。で、その時に心がけるのは、客観的に自分をバカにするというか、蔑んでというか、粗探しをするってこと。自分のいいところ探しじゃなくてね。人間って、結局自分好きだから、自分のいいところ探しちゃうもんじゃん。でも、まずは、自分の格好悪いところを探す。それがお客様が感じてる格好悪い、「今のちょっと間延びしてんな」とか、「ここはちょっと違う言葉があったな」とかいうのを客観的に観ることによって、お客さんがライブの時に感じてる感覚に近くなるから、それをまず自分対自分でやって、どんどん慣れてくるとメンバーに言い始めてみたり、みんなのいいところ、もうちょっとできたなっていうところを言い合おうよっていう認識のもとで言い合う。すごい向上できるよ、そうすると。スマホでできるから。音もいいし、私もたまにiPhoneで録ってたんだけど、やってみるといいよ。BRAHMANのTOSHI-LOWさんが言ってた(笑)。「こいつ、格好悪いなと思ってみるといいよ」って。

川端はるか:「わっ失敗した」っていう感じでは観るけど、「こいつ格好悪いな」みたいな、客観的っていうのがまだない。

SACHIKO:これからが長いから大丈夫。今後それをやっていく努力が必要。それで周りとの差がつくよ。

課題を持ってスタジオに入ると、もっと楽しくなる

川端はるか:……私、個人的に練習のスイッチが入らないんですね。

石倉未来:リハとかステージに上がる瞬間はスイッチ入ってるよね。

SACHIKO:なんでそうなるのか知る必要があるよね。たぶん、自分しかわからないから。環境作りが作用するんだったらそうしたほうがいいし、例えば蛍光灯の光が嫌だなと思ったら、ちょっと間接照明に切り換えてみたりとか、暗くしたりとか、本当にそういうこと。できることたくさんあるから。それでやってみて気持ちが入らないんだったら、また何か探してみたり。あるいは、練習やリハに入る前の行程の中に問題があるんじゃない?

川端はるか:私も、なんかひとつの小さなことですごい悩んだりします。演奏は問題ないんだけど、MCがしゃべれないってなった瞬間に全部落ちて、メンバーにすごい迷惑かけてるって思うと……。

石倉未来:私たち、そんなに思ってない。

SACHIKO:良かったね。ちょっと解決したよ。

川端はるか:ちょっと何かあるだけで全部落ちるし、ちょっといいことあるだけで全開にアガルし、みたいな。極端人間だから。だから、昨日のリハも後半ちょっと申しわけない感じになっちゃって。

SACHIKO:その時は、リハぶっ通しでやったの?

石倉未来:いや、ちょっと休憩を挟みました。

SACHIKO:昨日は同じところ何回もやったの?

川端はるか:通さないで、むしゃくしゃしてたから、「キメだけやるから」って言って、「キメはこうこうだよ」って言ってたら時間きちゃいましたね。

SACHIKO:問題スルーして進んだら荒れた、みたいな感じ?

石倉未来:荒れた。そうですね。

川端はるか:リハの時ってMCしゃべります?

SACHIKO:だいたいしゃべる。それは自分のためというよりかは、他のメンバーのため、きっかけとか。曲に入るきっかけとか。「ここのMCは、だいたいこれしゃべるから」って感じで。100決めなくていいからさ。いずれにしても、昨日のリハで落ちちゃったってところは、まずはメンバーで共有できたじゃん、だから、このふたりはそれほど気にしてないよっていうのが事実だから。だから気にしない。ちっちゃいことをメンバーにしゃべっていけばいいよ。

川端はるか:しゃべります。

SACHIKO:それでリハがその日、ただ時間過ぎていっちゃったねってなるのも、繰り返したくないじゃん。そういうことももちろんあるんだけど、なんでそうなるかを3人で共有するっていう根本が大事。それがバンドだと思う。そうやって信頼関係って生まれていくじゃん。ってことをやっていけば大丈夫だよ。で、リハでのモチベーションを上げるのは……今度リハに入る機会に、自分もその空気の中に入らないと。ここで、ああだこうだ言っても机上の空論だから、(リハを)観ながら感じながら、もっとこういうの楽しそうだなってあったら提案したい。

石倉未来:はい、お願いします。

SACHIKO:でも、基本は自分自身だよ。山本先生が言ってたように、今日はこの曲のキメを重点的にやって、カッコ良くまとまってできるようになりたいとかって、ひとつの目的を持つことによって、人って楽しくなるじゃん。こうしたいって課題を持ってスタジオに入ると、もっと楽しくなるかもしれない。あと、もっと無邪気でいいかな(笑)。……だけど、そうやってテンション高く入っていい調子まで持っていっているのに、なんでそこまで落ちるのか……。その時メンバーが大丈夫って言うだけでも変わるから。早いうちからこういうことできたほうがいいよ。これが2〜3年後に解消されてなかったら、ギクシャクするからさ。

川端はるか:……ライブもしたいし、曲も作らないとなっていうのもあるんですけど、少なくとも週2で(スタジオ)入りたいね。

SACHIKO:ほらっ、こうやって目標を決めると、いろいろ細かいところに関して××したいねってなってくるわけ。こういう話をもっとしたら、うまくなるよ。そういう細かいのは3人でミィーティングをして、じゃあ週2入ろう、こことここは可能だねとか擦り合わせしてもらって、ライブも2017年の1〜3月で2回くらいは最低したいかな。だったら、リハ一緒に入る意味があるから。リハ入った時に自分がやれそうだなと思ったのが、今あるオリジナル曲、カバー曲のグルーブを作れるようにすること。ハットの刻み方でも、もっと表が強いほうがグルーブ出るとか、ここキックを踏み込んだほうが竿物のふたりは行きやすいとか、シンコぺ溜め過ぎとか、そこは自分のバンド感覚で言えることがあるなって、今日のライブを観てて思ってて。ダンダンダンダンとクレッシェンドで上がるところはもっと溜めていいとか、あるからさ。ポイント・ポイントで気になることがあれば練習して、リハして、ライブで実践してっていうのを繰り返しやれたら、3ヵ月でも成果が出るはず。その中で、人目を気にせず歌えるようになりたいっていうのも、カバーしてるGLIM SPANKYのカラオケ使って個人的にレッスンやったりとかっていうのもありだと思う。

川端はるか:はい。

SACHIKO:とにかく実際にやってみて、その時に思ったこととかを言い合っていくっていうのが一番いいのかなって思う。どうですかね?

teena編集長:音作りを中心にライブのクォリティを上げることをメインに進めていきましょう!

企画のタイトル、サチザップにすればよかったかな(笑)

山本英美先生:今日のライブって30分で、曲数は……。

川端はるか:5曲ですね。自分たちの曲は短くて、しかも構成も変わってるし……それはそれで好きで押してるんですけど、覚えずらいです(笑)。

石倉未来:でも、ピッタシ感が自分の中であって、時間的にも。

teena編集長:1曲3分くらい?

川端はるか:いや、2分半くらい……2分前後ですね。たぶん2分半いってないと思います。普通に5分の曲作ってみたいんですけど、覚えられる気がしないんですよね(笑)。

山本英美先生:短いのは短いのでいいんだと思うんだけどね。「えっ、もう終わり?」って残念がられるか、「なんだ、あれは?」みたいな、いろんな終わらせ方があるからさ。プロの域って感じだけど、そこまで行くと曲作りが楽しくなってくるんじゃないかな。ライブの演奏時間も、30分だったら30分の完成度を上げていくことをまずはやるのがいいと思う。30分で知らない人を振り向かせるってことと、掴んだはいいけど、結局30分持たずに終わっちゃったみたいなことがないようにしていかないと。

石倉未来:今回は、少し走っちゃったかな。

山本英美先生:5曲とも同じ回数くらい練習したのかな?

川端はるか:頭の3曲は多いかも。最後の曲は、最近あんまりやってないんですよ。

山本英美先生:それ感じた。バンドのこと全然知らなくても感じたってことは……30分全力疾走というか、谷間を作っちゃいけないよね。

teena編集長:それって音にも出てたんだろうけど、顔にも出てたと思うよ。

石倉未来:なんだろうね。いろいろ出てきましたね。

SACHIKO:いろいろ出ないとダメだから(笑)。で、今、話を聞いてて、やってほしいこと、これから気にしてほしいことなんだけど……3人でクリック聴いてリハするって言ってたでしょ。最初のうちは3人で聴いててもいいけど、もっと先に、3人のグルーブ感がわかってきたら、ドラムだけ聴けばいいかな。ドラムがリズムをキープしてたら、みんな安心してついていけるから、自信を持ってその曲の世界感をリズム・キープできるようにリズムを意識して、「みんな俺について来い」みたいなくらいの気持ちでリハすること。あとは、練習でもリハでも、ミスしても笑わないようにすること。

川端はるか:リハの時は、ミスしたら切っちゃうな。

石倉未来:切らないで、そのまま進めた方がいいですか?

SACHIKO:リハの中で、ライブを想定してやるんだったら、切らない。でも、曲を練習するっていうんなら、切ってやる。その曲をプレイする意味を共有できてれば、大丈夫。止めてもいい時は止める、そして繰り返し練習する。あと、スタジオで曲作りする時とかは、みんな内側向いて弾いてたりしててもいいんだけど、ライブのリハをするんだったら、お客さんがいると仮定して、なるべくお客さんがいるであろう方向を見るようにしてプレイする。

teena編集長: SACHIKOさんとメンバーでLINEのグループ作って、課題を共有してください。で、次回に臨みましょう。

SACHIKO:まずは音(作り)やろう。細かいところやるより、まず明らかに触れる音作りのところからやってみて。そうすれば、その後の自然な流れがきっとあると思うので。……あっ、なんかライザップ風だね(笑)。ライザップの場合、パーソナル・トレーナーに、今日は何々を食べましたって報告するじゃん。で、トレーナーから、今日はいい感じですね、みたいな返事が返ってくる。LINEグループを作れば、気軽に報告できるじゃん。報告する先があると、話もまとまりやすくなるだろうし、反省するのも楽しくなったりするじゃん。

川端はるか:ライザップみたいということで、じゃあサチザップで(笑)!

SACHIKO:サチザップ、やばい。この企画のタイトル、サチザップにすればよかったかな(笑)?

teena編集長:じゃあ、結果にコミットしましょうねってことで(笑)。

SACHIKO:うん、コミットしたい(笑)。先生のようには教えられないと思うけど、同じバンドマンとしての目線で、実践できることを教えるね。あとさ、リズムを感じてる時とかプレイしてる時って、裏拍を気にしてる? ベースもギターもそう。裏拍を気にするといい。クリック聴く時に1、2、3、4で2と4にアクセントがくるパターンを作れるんだったらそれでやって、裏拍でリズムをとることも3人で共有するといいんだよね。表と裏があってリズムって構成されてるじゃん。日本人がグルーブとか下手なのって、裏拍なんだよね。グルーブって、裏拍がないと成り立たないものだから、4分打ちでも、2と4が大切。

川端はるか:わからないです、私。

SACHIKO:裏拍が?

川端はるか:いえ、16分だけど8もあるだろうとか、よくわからないんです。何ビートって言われても、うん?って……。

石倉未来:ああ、ここだけ16とか。

川端はるか:そうそう。なんかよくわからなくて、「ここは何なの?」ってなっちゃって、裏をとってって言われてもそこじゃないとか。

SACHIKO:理屈でわからないんだね。最悪、バンドの解釈でいいと思うよ。裏表とかBPMが変わるとか。そこもやるかな? 自分もたぶん勉強になるだろうし。

川端はるか:そうですね。リズムを大切にしたいのにできてないというか、脳みそが足りてないというか、感覚も足りてないというか。

SACHIKO:徐々にね。

川端はるか:じゃあ、基本16が鳴ってると思ってればいいですか?

SACHIKO:うん。音と音の空白に16ビートが鳴ってるっていう感じで。その中で、この曲の気持ちいいのは4分かな8分かな16分かなっていうのを感じればいい。

プロがいたらプロに聞くのが間違いない

石倉未来:あと、音作りのことでひとつ思い出したのが、ベースの音とギターのローが最近重なり気味で……。

川端はるか:今日はひどかったね。

石倉未来:めっちゃひどくて、それをちょっと直していけたらなって。

川端はるか:私が高い音がダメで。

SACHIKO:高い音を削っちゃうってこと?

川端はるか:はい、削ります。耳が痛くなる。

石倉未来:低い音が出過ぎ。アンプが良くなかったのかな?

川端はるか:今日は出過ぎてたね。マーシャルだったからかもしれないですけど……。マーシャル、けっこうキーンとくるんで。

SACHIKO:わからなくもないけど、今、マイ・アンプ持ってるわけじゃないじゃん。どの環境でも気持ちがいい環境を作るっていうのが、今のレベルでは必要。だから、自分が出したい音がこのバンドに合ってるのかっていうのもすごい大切で……出したい音が正解じゃないし、出したい音が正解だったらなお良しだけど、今ある機材・条件でいいライブができる、気持ちいい歌が歌える、バンドがひとつになって聴こえる、っていうものを目指すのが、この音作りでやりたいことかな。

山本英美先生:PAさんが一番楽なのは、何もイコライジングしないでレベルを上げた状態で、バンドの音が聴こえてくること。それぞれの趣味嗜好っていうのは大事だと思うけど、そうじゃなくて、3人の居場所がちゃんと明確にわかるような音作り。ベースがもっと下を出さなければいけない、ギターが下を削らなければいけない、ドラムはスネアのピッチはどうだ、歌に対してのスネアのピッチはどうだ、それができてくればフェーダー上げておけばいい話。そこは委ねられるくらいの音作りを目指そう。

SACHIKO:私もそれは目指してた。だからライブ1回やるとPAさんとお話しして、「音どうでしたか?」とか話するといいよ。向こうは専門家じゃん。もっとローなくてよかったなとか。よかったよって言われたら、その日の基準がひとつできるわけで。プロがいたらプロに聞くのが間違いない。聞いて基準を作るといい。そうするとハコの特徴がわかってくる。ここはローが回りやすいから削ろうとか、出にくいからちょっとハイとローでバランスを取ろうとか、そういうことを考えられるようになってくるわけ。ハコが大きくても小さくても、客席からリハやってるバンドの音を聴いてると、なんか聴こえてくる音があるんだよね。「今日ってこの帯域か、なるほど」って思って最終調整するんだよね。っていうのができるようになってくるよ。っていうのをいろいろワイワイやっていこう!

全員:はい。

2回目のミーティングを終えて

SACHIKOさんから飛び出す金言、いかがでしたか?
特にバンドを始めて間もない人にとっては、貴重なアドバイスになったのではと思います。

そして、川端はるか個人をプロデュースするのか、彼女の所属するバンド(Phaenna Elebos)をプロデュースするのかは、ご覧の通り、バンド(Phaenna Elebos)ということで一件落着、だったのですが……。
実は、このミーティングから数日経った年末のタイミングで、ドラマーが脱退してしまうというハプニングが……。
今回のミーティングはなかったことにしようとも考えたのですが、それはそれで過程のひとつとして、取り上げることにしました。
ただ、プライバシーは尊重しなくてはということで、(脱退したドラマーの)画像や発言はカットすることにしました。

というわけで、どうするPhaenna Elebos? どうするSACHIKOさん?

続きは次回で!

TRIAL SESSION By SACHIKO vol.2

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