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Phaenna Elebos Interview 『TRIAL SESSION By SACHIKO』 番外篇

7月8日、Phaenna Elebosはオーディションを勝ち抜き、『COLORS 2017』Truck Stageという舞台に立っていた。
SACHIKOさんとのコラボ企画『TRIAL SESSION By SACHIKO』終了から3ヵ月半。
“その後”の彼女たちは今、何を思い、どこへ向かっているのか。
同企画の番外篇的インタビューをお届けします。

Interview

●『TRIAL SESSION By SACHIKO』の最終回(レコーディング。3月25日)から早3ヵ月半。川田さんは無事、ESPエンタテインメント東京「音楽アーティスト科」ドラムコースを卒業したわけですが、その後はどんな活動をしているのですか?

川田布美香:職業名を付けるならフリー・ミュージシャンって感じですね。今は自分のバンドを持ってないので。Phaenna Elebosのサポートに加えて、あともうひとつサポートしてます。

●川端さんはギターヴォーカルコース、石倉さんはベースコースの2年生になったわけですが、1年生の時と比べてどうですか?

川端はるか:カリキュラムが、だいぶ変わったようです。私のコースは出来立てで、私、2期生なんですよ。昨年度の2年生とは半分くらい(カリキュラムが)違うんじゃないかな。

石倉未来:(ベースコースのカリキュラムは)例年通りの感じはしますけど、1年の時と比べたら、すごく内容は変わって進歩したな、みたいな。

川端はるか:濃いよね。今までは基礎だったけど、2年になって、もっとなんか音楽を楽しむための授業が増えて。

●この3ヵ月で、自分の成長を実感するところってありますか?

川端はるか:歌ですかね。私はだいぶ伸びました。ヴォーカルの先生に診てもらう授業が今年から入ったんですけど、それでかなり改善されたと思われます。でも、自分たちのやってる音楽はパンク・ロック、ジャンルもジャンルなんで、あれなんですけど、自分の身体の使い方、歌う時のこの筋肉がどうとかこうとかって難しいですけど、そこまでやってくれて、あっ、こうやって歌うんだ、みたいなとか。ギター持ったりマイク持つだけでもけっこう変わっちゃうんで、それにはまだ慣れてないですけど、そんな感じですかね。ギターの方も着々と、はい(笑)。

石倉未来:私は、なんか魅せる授業、魅せてベースを弾くことが増えたので、自信は1年生の頃よりついたなと思います。SACHIKOさんとの企画も含め、自分が出したい音を出せるようになったっていうのが一番大きいかなと思います。

川田布美香:私は卒業してから、明らかに叩く時間が減ったので……。週5叩いてたのが週1〜週2とか2時間叩ければって感じだから、今まで学校の施設とか使って個人練習できてた練習量を限られた時間、少ない時間でカバーできるようにならなきゃなっていう感じかな。テクニック的な面に関しては、もう地道に、できないことを練習したいっていう気持ちです。……バンドで(スタジオに)入るとバンドの曲しかやんないから、慣れによって前より余裕をもって叩けるようになってますね。もうひとつのバンドは完全に違うジャンルなので、いかにメリハリつけてやれるか、とか。前より、気持ち的な面が変わったかなって。

とにかく楽しかった、お客さんもノッてくれた

●今日のライブは、かなり低域をカットして、中高域を上げてましたね。

石倉未来:いや、あれはアンプの問題……。外音と中音があまりに違うって友達から言われて……。私的には、けっこう中音域ギンギンだったんですよ。でも、外から聴いてた友達に、音がモコモコしてるよって言われて。

川田布美香:でも、本番は改善されてたはずだよ。PAの方がうまくやってくれたから。

●だから本番はローが落ちててミドル&ハイが上がってたんだと思う。特にベースは。

石倉未来:中音では、ローが出てるような気がしたんですけど……。

●僕はPAの横から観てたんですが、中高域が上がってたから、わりとゴリゴリって感じで、個人的にはいいなと思ってたんですけどね。

石倉未来:ありがとうございます。……あと、野外の難しさというか、(モニターから)返って来る音が小さい。

川端はるか:反響が少ないので。

●それにしても、今日のライブは暑かったでしょ?

川田布美香:革ジャンだし(笑)。

●暑くても革ジャンはマスト?

川端はるか:いやー、暑過ぎるから、もうどうするって話をしてて。汗びっちょびっちょになりながらリハして。でも、着とくかってことで(笑)。

●実際のところ、『COLORS』のTRUCK STAGEという舞台でやってみてどうでしたか?

川端はるか:屋外なので、音が返ってこないというか、飛んじゃうんで、集中して聴いてないと意外と行方不明になるんですよ。

川田布美香:楽しかったです。

川端はるか:私も楽しかったのが第一です。めちゃくちゃ楽しかったです。で、一番やりづらかったところはそれですね。あとは、衣装もアレだから暑いというのはありましたけど。

石倉未来:それでハイになった部分もある(笑)。あれはちょっとぶっ倒れますよね。気持ちで持って行かないと。

川田布美香:ライダース(ジャケット)が邪魔だったのが一番(笑)。(袖部分のファスナーを) 開けてるんで。あと袖とかも落ちてくるし。自分が着てるやつがちょっと大きめなので、袖が合わなくて折ってるんですよ。それが徐々に出てきちゃったりとか、そうするとスティックが引っかかりやすかったりとか、動く時にガチャガチャ当たるんで。それと、夏だから暑いという。

川端はるか:汗でへばり付いて上がんないし。

川田布美香:裏地がくっ付いてて、表地の革の部分だけ上に上がっちゃって。

川端はるか:わかる、わかる。そういう感じでした、ライダースについては(笑)。でも、とにかく楽しかったですね、お客さんもノッてくれたから。

川田布美香:ドラムに関しては、生音はもちろん、モニターからも返ってきてたから、そんなに困惑せずというか、あんまりリハと変わらないなって感じでしたね。

川端はるか:ドラムの場所だけすごく狭くて、キュッとなってる感じがして……。うちらなんてスーみたいな。なんか最初リハ入った時も意外に狭いなって感じだったんですけど、立ったらそうでもないし鳴らしたら(音が)どっか飛んでくし、あれ?みたいな。これであってる?みたいな。

川田布美香:MCが聴こえづらかったかな。

川端はるか:大したこと喋ってないし(笑)。MC、聴こえづからかった?

川田布美香:「それでは聴いてください。「the one the world」」の声が聴こえづらくて、今入って大丈夫かなって感じだった。

川端はるか:合ってたよ。

川田布美香:合ってたんなら良かった。

●昨夜はどう過ごしましたか?

石倉未来:私はステーキを食べに行って、気合いを入れました(笑)。

川端はるか:私も焼肉食べに行きました。

川田布美香:昨夜はカップ麺でした(笑)夜、ご飯食べる時間がなくて。

川端はるか:でも実感なかったよね。

石倉未来:全然、緊張感がなくて。今日も、始まる始まると思っていてMCが始まって音楽がかかった瞬間に、「始まる、ヤバいヤバい」って(笑)。

川端はるか:ずっと抱き合ってたよね、後ろで。どうしようって(笑)。

川田布美香:入りミスったからさ……。

川端はるか:申しわけない。

川田布美香:いや、私も引っ掛かったかどうか全然わからないんだけど、ハイハット4発打てなかったからさ。めっちゃ恥ずかしいミスしたなと思って。

石倉未来:気合いっていうか楽しみ過ぎて、今これ何拍目?と思って、8小節目とかになって、バタやんが1234って言ってくれたから、そこでウチは立て直した。

川端はるか:ハイハット、マジでまったく聞こえなくて、1回後ろ向いたじゃん。鳴ってる?鳴ってない?って感じで。

川田布美香:むっちゃテンパてるなって。

石倉未来:これは私がしっかりするしかないなっていうのが、一瞬よぎった。

川端はるか:未来を見て、今ここね、OKみたいな。

石倉未来:ウチが止まったらダメだと。

川端はるか:ちゃんとハイハットで指示出してたんですけど、全然聞こえなくて。

石倉未来:あれだね。聴くぞ聴くぞって思ってないと入ってこないね。

川端はるか:自分が喋ってて、鳴ってるのか鳴ってないのかわからない、みたいな。あれは本当に申しわけないです。

川田布美香:あれがライブでよく言われる、熱さと冷静さのバランスってやつ。楽しいというか熱い部分だけ来ちゃうと、あれ、どこだっけ?ってわからないことがあるから、そこだけバランスとれると今後いいかもね。

石倉未来:興奮し過ぎて何も頭で考えられなくなるっていう。

川端はるか:慣れないね、私はまだ、個人的に。

石倉未来:冷静さがね……ここに2割くらい充てないとできないなって。

川田布美香:100全部を熱さだけでいっちゃうと、それぞれが好きなことをやっているだけになっちゃうから。

●今日の石倉さんは、いい意味で存在感がありました。前に出てくるところとかすごい楽しそうで、おお!って思いました。

石倉未来:今日はやってやるぞな日だったんで(笑)。

川端はるか:いつも言ってるじゃん(笑)。

石倉未来:今日は一段と(笑)。

●爪痕は残せたと(笑)。

川端はるか:まあ、ある意味。お客さんも前に詰めてきてくれて。

石倉未来:言わないでも来てくれたから。

川端はるか:嬉しかったな。

川田布美香:全然知らない子もいたし。

川端はるか:誰?みたいな(笑)。

川田布美香:叩いてる途中に前の方の女の子と目が合って、ニコっと笑った(笑)。

●サウンドがハードになったなと思いました。ハード・ロックに近い感じの。

川端はるか:パンク・ロックなんでね、ウチらは。でも、たぶん野外での音作りってことじゃないですか。あとは、暑さもプラスアルファで。

●今日の天気とは合ってましたよ。

川端はるか:雨だったらどうしようかと(笑)。

石倉未来:雨降ってる時のライダースは最悪だよね。湿気がすごそう。

授業だけじゃ考えられないことも、あの企画のおかげで考えられるようになった

●今日はSACHIKOさんも観に来てくれましたけど、あらためてコラボ企画を振り返ってみて、どんな思いですか? その後の活動において、どう活かされてると思いますか?

石倉未来:私は、とにかくあの企画が刺激的で……授業で教えてもらえないことばかりを教えてもらえたので、最近なんか私、ちょっとイケてるかなって(笑)。それが自信になって、今日の自信もさらに出たってところもあるんで。なんか変なこと言ったかな。

川端はるか:なんかナルシストみたい(笑)。

石倉未来:恥ずかしくなってきた。でも、そんな感じで糧になったと思いますね。

川端はるか:まあ、あれだよね、学校とは、見てる視線が違うというか。

石倉未来:授業だけじゃ考えられないことも、あの企画のおかげで考えられるようになったので。

川端はるか:先生達もプロのミュージシャンですけど、サポート(の仕事)もされている方が多いんで、真面目にやらなければいけないっていう気持ちが強いんだと思うんです。それに、学校ですから。感情の部分とかで言ったら、SACHIKOさんの「もっと感情を入れて聴かせなきゃいけないし、魅せなきゃいけない」といったところを学べたというか。あっ、そういうことか、みたいな。

石倉未来:言われて、あらためて気づくことが多かったなと思います。

川田布美香:私は途中参加だったから、最初はどういうところに向かうのかとかわからなくて。

川端はるか:すいません、こちらもわからなかったんです。

川田布美香:探り探りな感じではあったけど、でも後ろで見てて、ふたりの成長というか、教えてもらってどんどん良くなってる感じはあったので、。自分もバンドに慣れてだんだん合わせることができるようになってきて、さらにふたりも教えてもらったことを活かして音作りとか。

●レコーディングした音源を聴いてみて、どう思いましたか?

川田布美香:テンポがね。あんな速かったっけと思った(笑)。練習の時は遅かったんだよね。

川端はるか:練習してたのがね。

●テンション上がってたのかな?

川田布美香:でも、レコーディングの時はクリック指示出したわけだから、ライブ用に練習してたのがゆっくりになってたんだね。

川端はるか:いやー、でもあれは嬉しいですね。

川田布美香:きれいにMIXしていただきましたし。

●名刺代わりですね。

石倉未来:バイト先とかでも、レコーディングしましたって言うと、聴かせて聴かせてみたいな。じゃあこれを、みたいな感じで出してます(笑)。

川端はるか:どういうバンド?って言われて、すぐ(音源を)出せるのはいいですね。

石倉未来:一番あの曲が私たちのイメージにピッタリ合ってる。

川端はるか:やっぱり一番最初に作ったっていうのもあるし。

●どの曲をレコーディングするのか悩んだけど、結果、あれで良かったわけですね。

川端はるか:あれで良かったと思います、本当に。

ステージ終了後、SACHIKOさんと4ショット!

Phaenna Elebos これから

●4月以降、3人での練習ペースってどんな感じですか?

川端はるか:週1回ですね。

川田布美香:それとプラス、私は個人練習と別のバンドの練習も入れて週1〜3回。今週は『COLORS』あるからいっぱい入ったよね、週3。

川端はるか:普段は週1入ってて、企画が終わってからの最初の頃は週2でバンド練習を入れてたんですけど、さすがに時間がないっていう。

石倉未来:布美姉は学生じゃないので。

川端はるか:そう、学生じゃなくなっちゃったから、なかなか合わせられなくて。

川田布美香:むっちゃ個人的な話になっちゃうけど、バンドもバイトも、どちらもふたつ掛け持ちでやっちゃってるんで……。本当はもっと音楽で忙しくなりたいけど軌道に乗るまではバイトをしながら続けることが大事かなと思ってます。どんどんライブできれば。

●曲作りはしていますか?

川端はるか:最近は『COLORS』のこともあって、作ってないですね。それどころじゃない、みたいな。

川田布美香:今まで持ってた曲とか……。

川端はるか:そっちを詰めようという。

●2曲目の「Survival」をライブでやるのは何回目?

川端はるか:4回目ですね。企画終わるちょっと前ぐらいに出来上がった曲で。

●仕上がってきてる感じですか?

川田布美香:難しい、あれ(笑)。

川端はるか:確かに、あれ難しいね。でも、けっこうノッてくれてたよ、今日。

石倉未来:そう、それは思った。

●音がけっこうへヴィだったから、個人的には、新機軸というか、Phaenna Elebosはよりへヴィな方向に行くのかなって。

川端はるか:でも、系統違いますから(笑)。……ふたりでスタジオ入った時に、一番最初に曲目決めとこうって言って、そっからコード決めようってなったから、ああなりました。

川田布美香:サバイバル感を出さないとって言ってたよね。

石倉未来:この曲は森をこうやって歩いていく感じで、とかってやってて。

川端はるか:なので歌詞もそういう風にはしたんです。……こういう曲もありかな。急に女の子らしいかわいい曲をやり始めたら、えっ!どうしたの?ってなっちゃうよね。

川田布美香:すさまじいギャップだよね。

川端はるか:いいんじゃないかと思います。

●今年のバンドとしての目標を教えてください。

川端はるか:本メンバーがここふたりなんで、本当はちゃんとしたドラマーが欲しいところではあるんです。固定であったほうがやりやすいですし、布美姉も半固定みたいになってるんですけど。

石倉未来:タイミングがね……。

川田布美香:最初、本メンバーでよろしくお願いしますって言ってくれたんですけど、卒業前だったんで、それを見越してサポートみたいな感じでやってて。他のサポートとか、自分の方向性とか、ドラミングとか、卒業近くなってくると、いろいろ考えるじゃないですか? で、卒業間近になってもう1回どうするかって話をした時に、サポートのままでお願いしますって伝えたんですよ。

川端はるか:彼女は彼女でやりたいことがあるんで……。正式メンバーになれそうな人を探してはいるんですけど、なかなかいなんですよ。困ってます、本当に。

●無理に入れるより、このままの形でやっていくのもありなのでは?

川端はるか:そうですね、仲が悪いわけではないし。

川田布美香:喧嘩したとか、いざこざあってというわけではなく(笑)。

川端はるか:ディスりあってもないしね(笑)。

川田布美香:うん(笑)。

川端はるか:そんな感じです。あとは、曲を全然書いてないんで、ライブよりまず曲作りですね。

●曲出来たら、聴かせてくださいね。

石倉未来:ハードルが急に上がる(笑)。

川端はるか:目標は高く、ね!

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